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2017年5月13日 (土)

イラスト入りテキスト

最近の学校の教科書を見せてもらうと、イラストや写真が多用されていて驚きました。ほとんど絵本に近い小学生用から、詳細イラストや写真を多用した高校生用まで、非常に具体的で、分かりやすくされています。もっとも、複数の出版社が競って編集していることもありますが、ビジュアルの時代を反映したものになっているのだと思います。

翻って、私たちが研修で使用するテキストは、昔ながらの文字量が多い内容となっています。もちろん、講師がその内容をパワーポイントのスライドを駆使して説明されますが、それでコトが足りているわけではありません。スライドといってもほとんどが文字だけで、ときどきイラストが入っていたりしますが、その画面を説明するものではありません。

本来、テキストと投影用スライドは別のものであるはずで、スライドはあくまでテキストの補完機能として、理解を深めるために用意されるべきです。それが最近では、スライドをテキスト代わりに使う講師の方もおられます。それはそれで結構なのですが、テキストを別途作るのを割愛されたようで、そうかといって、内容を具体的にイメージできるようなデザインにはなっているわけではなく、スライドの一部に図表が入っている程度なのです。

この前、あるベンダーさんからいただいた「セミナーガイド」は、表紙から中身まで、共通したイラストが入っていました。これは、単にプログラムの紹介なのですが、定番のプログラムはページは左開きと、最近のトレンドカリキュラムなどのお役立ち情報はページを右開きで読むようになっていました。その会社の営業マンの説明では、例年、同じような内容なので、興味をもって見ていただけるよう、アートディレクションに力を入れたとのこと。

考えてみると、大手研修機関や民間の研修会社では、「セミナーガイド」は発行するものの、プログラムが多すぎて、表にして並べるのが精いっぱいです。企業からの研修プログラム内容の要望は多様化し、いきおいテキスト作りは講師任せになることが、その理由の一つかもしれませんが、セミナーガイド一つをとってみても、イラスト入りなど、業界として、費用的に、そんなに余裕があるわけじゃない、と言われそうです。

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