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2017年4月 1日 (土)

ネットの時代

弊社では、企業の不祥事はもとより、社員の不祥事を起こさないよう、つねづね、リスクマネジメントとして現業のマネージャークラスの人たちに協力をお願いしています。もちろんCSR部門でコンプライアンスの部署はあるのですが、スタッフ部門だけに任せておける問題でなく、現業部門こそ、日常のリスクの対応に腐心していただく必要があるからです。

私たちの研修担当部署としても、企業の評判リスクの発生防止での意味合いから、集合研修や講演会を催しています。内容的には、SNS拡散のような「デジタル的な」問題よりも、例えば社員がお客様と仲良くなりすぎた結果、引き起こす問題とか、お客様の苦情に対する処理ミスなど、「アナログ的な」事例を扱っていただける講師の先生を探していますが、なかなか見当たりません。

考えてみると、Webソリューションといわれるとおり、企業の起こした不祥事も、社員が社内外で起こした不祥事も、結果としてネット上で情報が交錯することになり、その被害に対して啓蒙や対応策が重視されるようになっているからだと思います。現にネット炎上などの悪評被害を鎮静化するコンサルティング会社が増えています。

昭和と平成を跨いできた私たちは、R25の調査でみられる「ネットのない時代の方がよかったことTOP10」のランキングのように、①今ほど“個人情報”の扱いがうるさくなかった、②悪意ある情報やデマが際限なく広がり、残り続けることはなかった、③いまよりも(他人との)会話が多かった、④メールだけで済ます一方的なやりとりはなかった、などと昔を懐かしんでみても仕方ありません。

いまや「ネットの時代」、伝達の仕方が「印刷物」→「放送(ラジオ、テレビ)」→「ネット(SNSなど)」に移っていきました。パソコンがなくてもスマホでコトが済む時代に生まれてきた「ネット時代」の申し子たちが、これから多くを占めるようになります。彼らにリスクを教え込むというより、彼らの中からリスクのマネジメントができるリーダーを育てることが急務となっています。

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