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2017年4月15日 (土)

グローカル人材

「グローカル」とは、ご存知のように、「グローバル」と「ローカル」を掛け合わせた造語で、「グローバルな視野で考え、ローカル視点で行動する」という考え方です。日本企業の海外戦略の殆どは、この「グローバル化とローカル化を同時並行的に進めて、現地化しなければならない」というもので、欧米のグローバル企業の「純粋な」グローバル化の考え方とは、微妙に異なっています。

従って、「グローカル企業」というのは文字通り「グローバル×ローカル」を実践している企業であり、地域に根ざした世界企業ということができます。具体的には、(1)大企業で、本社はグローバル戦略を持ちながら、現地ではその地域に合わせて現地法人をもつタイプと、(2)大都市でなく地方に本社をもつ企業で、世界的な事業を展開しながらの、地方密着性が高いことが特徴な、中小企業があります。

国内に目をむけると、最近では、工場や研究所だけでなく、コールセンターが地方にあったり、管理部門が首都圏から外にあったりします。もちろん、これらの立地条件には、その地域の積極的な誘致活動があったり、労働力が比較的安定して確保できるといったコスト面もありますが、なんとってICTにみられるネットの普及が大きいとことです。それに「グローカル」な考え方で、その地域に根ざしたベストローカルで臨んでいると言われています。

このまえ、仕事で、ある地方に出張したとき、道ですれ違う女子高生が、「こんにちは」と笑顔で、何組も挨拶してくれました。私たちの都会では、見ず知らずの人に挨拶しないというのに、この地に来たよそ者に興味を持って迎いいれてくれていると思いました。海外に出張にいかれても、街中ですれ違う人は、必ず「は~い(Hi!)」とか「ハロー」とか、見知らぬ人から、話しかけられた経験がおありだと思います。

欧米の「多国籍の文化も考えも違うチームを率いて、複雑な問題を解決できる人材」が本来の「グローバル人材」というなら、日本企業の定義するグローバル人材というのは、実は「グローカル」であり、「日本のことをよく分かったうえで、現地の人とうまくやりあいつつも、本社の意向との調整ができる人材」ですが、その前に、上記の地方の女子学生のように、現地の人に、興味を持って、接することができる人であってほしいです。

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