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2017年3月18日 (土)

国境なき図書館

国連(難民高等弁務官事務所)の最近の資料では、紛争や暴力から逃れて難民となった人の数が世界全体で6000万人に迫り、過去最悪となったとあります。その半数を子供が占めているは悲しい現実です。自国優先の風潮がまかりとおる政府があっても、非政府組織(NGO)の活動は不変です。最近、「国境なき図書館」という記事に目が留まりました。

「国境なき医師団」というのは、広く知られたNGOですが、「国境なき図書館」という名称は、初めて耳にされる方が多いかと思いますが、列記とした世界的な組織で、2010年に起こったハイチ地震を契機に、スタッフやボランティアなどの支援チームを現場に派遣し、本や教材の配布など緊急救援時において図書館の活動を展開しました。

「国境なき医師団」もそうですが、この「国境なき図書館」もフランス人の発想で設立され、パリに本部が置かれています。災害や難民支援とは直接関係がありませんが、「国境なき記者団」というのがあり、いわゆる言論と自由を守るNGO組織ですが、これも本部はパリにあります。ちなみに報道の自由度では日本は72位で、国際NGOから「問題あり」と指摘されたばかりです。

「国境なき図書館」は2011年に起きた、東日本大震災で被害を受けた東北でも、移動図書館を稼働させています。読書によって、心に傷を負った人たちを癒すことができることから、「移動図書館」は、食料やシェルターと同じくらいの意味を持つと言われています。図書の貸出を行うだけでなく、地域住民に毎週の寄り合いや議論の場を提供する、いわばコミュニティ形成の役割も担っているとのことです。

日本では、この活動をされているネットワークはあるものの、本格的な下部組織を持ち合わせていません。企業や財団が寄付をする外国とは異なり、日本では「寄付の文化」が育たず、個人からの善意の寄付に頼っています。それも、周りの人を見ながらの日本人的な行為に負っています。お金持ちの人がもっと出せばいいのに、とか、これではとてもだめですね。


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