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2016年8月27日 (土)

タイムマネジメント

最近、またタイムマネジメント研修が多くなっています。「時間の使い方」とか「段取りの仕方」を含め、新人からベテランまで、階層を問わず、セミナーの開催の要望があります。確かに、人が増えない割には、仕事は増える一方で、その仕事も昔と比べて時間的に厳しいものが多くなっていますので、タイムマネジメントの重要性は高まるばかりです。

そもそもタイムマネジメントとは、「時間当たりの生産性を高める時間管理」で、目標管理、行動管理とともに、3大管理と称せられています。ただ、最近の研修は、一般的には「管理」とは言わず、「仕事を効果的、効率的に進める技術」を中心に、「仕事の進め方」とか「段取りの仕方」のように、時間活用のスキルとして教えられています。

タイムマネジメントがスキルなら、だれでも身につけようと思えば、簡単に身につきそうなのですが、実際のところは、全体展望とか優先順位の決め方に判断力が要求され、スキル以前に問われる「思考能力」が重要なポイントといわれています。「視野が広いか狭いか」「視座が高いところにおいているか」によっても変わってくるのです。

優先順位では、時間マトリクスで、重要性/緊急性でもって判断していくのですが、だれもが「重要だが緊急でない」ものは、先送りになってしまいます。どんなものがあるかといえば、「来るべき仕事の準備や計画」「人間関係の構築の具体策」「個人的な休暇、自己啓発の遂行」で、大切なものばかりです。しかし、これを常に進めることができれば、「重要で緊急」なものが減ってくるはずです。

優先順位も大切ですが、その逆の「劣後順位(後先事項)」も決めてほしいです。後先事項とは優先事項の下の方にある項目で、「やること」ではなく、「やめること」として決めることで時間を生み出します。たとえば、あなたが「自分のやりたいこと」を5つ書くとしたら、その4番目と5番目に書いたものをあきらめるのです。

絞り込みが大切ということですが、絞り込まないでいるのは、極論ですが、何もやらないのと一緒なのです。

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2016年8月13日 (土)

自責のススメ

問題解決の研修などでグループワークをすると、できのよいチームとそうではないチームに分かれたりします。場合によっては、まったくできないクラスもあって、講師の先生からレベル感が低いと指摘があったりします。先生にとっては、同じ教え方を他社のクラスでもされているわけでしょうが、研修担当からすると、ちょっと違うのでは、と思います。

時間的なこともあるでしょうが、相手が理解できていなければ、理解できるように仕向けるのが教える側の仕事であって、カリキュラムを組んだ以上、受講生の理解レベルが低いから、と決めつけられても仕方ありません。もちろん、受講生側にもまじめに取り組まなかったという非はあるかもしれませんが、講師側はまったく反省点がないのは困ります。

世の中には、何でも他人の所為にしたがる「他責の人」と、うまく行かなかったことを自分の所為と考える「自責の人」の2種類に分かれると言われます。思いどおりに行かない原因をどこに求めるかによって違いがでてきます。問題の原因を自分以外に見つける人は、自分は悪くないので、反省はありあません。

自責の人は、思い通りに行かない原因を自分の中に見つけます、他人や環境の所為にした場合、その他人や環境がかわらないかぎり、その状況は変わらず、何も解決しません。自責の考え方では、「自分の」原因に着目でき、「自分の」課題が見つかるので、「自分が」どう対策をとればよいか主体的に考えられるのです。

他責の人、自責の人との違いを書きましたが、100%他責だけの人、100%自責だけの人は、まずいません。程度に違いがあっても、どちらも併せもっている人が多いと思います。「自分のことはわかりにくいが、他人のことはよく見える」といいますが、自分は他責でなく、自責の人だと言っていても、自分でも気が付かないうちに、不平不満を他人や環境に求めたりします。

他責が自責かというのは生まれ待ったものではなく、「思考の癖」だと思われます。結局は「どこに着目するか」という意識の差で、大切なのは、課題を見つけ成長するには自責の考えが必要ということです。「自責の癖」を身につけたいものです。

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