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2016年5月 7日 (土)

相手理解は相手優先

人間関係をよくするためのコミュニケーションにあっては、相手を理解することがとても大切だといわれます。「相手を理解する」ということは、表面的な「つくろい」でなく、その人の立場になって初めてわかることだと思います。母親になって初めて母親の愛情が分ったり、上司になって初めて上司の苦労が分かるといわれるのと同じことです。

ですから、相手を理解しょうとするなら、できる限り「自分がこの人の立場だったら、こんな風に感じるだろうな」と、相手の気持ちを察し、共感することです。親を亡くされ、つらい思いをしている人に「元気出して」と外面から表面的な言葉をかけるのではなく、「つらかったね」「寂しいね」と一緒に悲しんでくれる人の方が信頼されやすいのです。

この共感的な理解をするためには、まず、相手の「話を聴く」ことが前提となります。といっても、研修で行う「あいづち」「うなずき」といった表面的に聴いているふりをするものではありません。「この人の立場だったら、どんな風に感じるだろう」と、相手の気持ちを正しく捉えるためには、
相手がどんな人で、どんな育ち方をしたか、いまどんな環境にいるかを知る必要があります。

価値観が同じ人とは、よく話をしたり、当然、相手の話をよく聞きます。ところが、仕事上では価値観の同じ人ばかりと一緒ではありません。むしろ交渉事など、立場の違いがあったり、もともの価値観が違う人とチームを組んだりします。意見が食い違ってしまうときも「この人はどんな人で、どうしてこんなことを言っているのだろう」と考えてみると、相手がおかれている立場が見えてきて、解決策が浮かんできたりします。

人の話を聞かない人は、「相手を理解しょうとしない人」で対象外です。人の話を聞かなければ、「この人に何を言っても聞いてもらえない」と思われてしまい、自分の考えが伝わりません。「人の話を聞きなさい」といわれても、その人の立場に立って初めて理解できることです。そのためには、いつも「相手優先」ということを念頭においてかからないと「相手理解」は始まりません。あなたも「相手理解は相手優先」で、人の話が聞けていますか?

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