« 2016年4月 | トップページ | 2016年6月 »

2016年5月21日 (土)

自己開示~実は・・・

研修でのアイスブレークは、同席している受講者間での緊張を解きほぐすために行われます。隣併せでしたら、ペアでの共通点探しなどのゲームが用意されていますが、一般的には、そのグループ内での自己紹介が多いように思います。オープンセミナーでは、お互い知らない者同士ですので、自社の会社名や業務内容を話すなど、無難なところでの自己紹介で済ませます。

ところが、社内での集合研修の場合は、知らない仲ではないので、自己紹介といっても、名前、所属、業務内容だけでは、ありきたりなので、「今日の研修で学びたいこと」などを加えたりします。しかし、これでは「自己開示」とはいえず、アイスブレークには成り得ないので、せっかくの時間がむだになるような気がします。

中には、この点を工夫されている講師の先生もおられ、「今日の研修で学びたいこと」の代わりに、「いま、自分がはまっていること」とか「自分にとっての最近のグッドニュース」などを盛り込んだり、前泊がある場合は「昨夜の私はどうだったか」など、グループ内で発表させたりします。ただ、この程度のことは、中には知っている人がいて、初めて聞く話ではない場合が多いようです。

本当に「自己開示」を求めるというなら、「実は・・・」といって、だれも知らなかったこと、初めて聞くこと、を語ってもらうとインパクトがあります。これなら同僚にも「うれしい驚き」で好感をもって受け入れられます。具体的には、本人の長所と短所のギャップが大きすぎることとか、日頃の言動から想像もできない「実は・・・」は聞いていて楽しいものです。

ロジカルシンキングや問題解決を教えている先生が、自分の自己紹介として「実は・・・」ミュージシャンで、ヘビメタのボーカル、しかも「時として女装して出演している」と言われたのには受講生全員びっくりでしたが、大いに親近感が沸きました。その人の趣味であったり、ボランティア活動などのライフスタイルであったり、「仕事以外で、人に語れるだけの」日常のライフワークを持ちたいものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年5月 7日 (土)

相手理解は相手優先

人間関係をよくするためのコミュニケーションにあっては、相手を理解することがとても大切だといわれます。「相手を理解する」ということは、表面的な「つくろい」でなく、その人の立場になって初めてわかることだと思います。母親になって初めて母親の愛情が分ったり、上司になって初めて上司の苦労が分かるといわれるのと同じことです。

ですから、相手を理解しょうとするなら、できる限り「自分がこの人の立場だったら、こんな風に感じるだろうな」と、相手の気持ちを察し、共感することです。親を亡くされ、つらい思いをしている人に「元気出して」と外面から表面的な言葉をかけるのではなく、「つらかったね」「寂しいね」と一緒に悲しんでくれる人の方が信頼されやすいのです。

この共感的な理解をするためには、まず、相手の「話を聴く」ことが前提となります。といっても、研修で行う「あいづち」「うなずき」といった表面的に聴いているふりをするものではありません。「この人の立場だったら、どんな風に感じるだろう」と、相手の気持ちを正しく捉えるためには、
相手がどんな人で、どんな育ち方をしたか、いまどんな環境にいるかを知る必要があります。

価値観が同じ人とは、よく話をしたり、当然、相手の話をよく聞きます。ところが、仕事上では価値観の同じ人ばかりと一緒ではありません。むしろ交渉事など、立場の違いがあったり、もともの価値観が違う人とチームを組んだりします。意見が食い違ってしまうときも「この人はどんな人で、どうしてこんなことを言っているのだろう」と考えてみると、相手がおかれている立場が見えてきて、解決策が浮かんできたりします。

人の話を聞かない人は、「相手を理解しょうとしない人」で対象外です。人の話を聞かなければ、「この人に何を言っても聞いてもらえない」と思われてしまい、自分の考えが伝わりません。「人の話を聞きなさい」といわれても、その人の立場に立って初めて理解できることです。そのためには、いつも「相手優先」ということを念頭においてかからないと「相手理解」は始まりません。あなたも「相手理解は相手優先」で、人の話が聞けていますか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2016年4月 | トップページ | 2016年6月 »