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2016年4月 9日 (土)

桜といえば

春といえば桜、桜といえば花見!会社の花見会の場所取りが新入社員の初仕事という企業もあるようですが、日本人は本当に桜が好きです。今年も、桜情報のホームページはネット上に溢れ、こんなにハイテクの娯楽が蔓延している時代でも、昔ながらの花見が賑やかに報じられていました。なぜ、こんなに日本人は桜を好むのでしょうか?

それは、日本人の四季を楽しむ心であったり、気候の良さであったりするのでしょうが、なんといっても満開の見事さにあるのではないでしょうか?それに、花期が短く、一斉に散る、その散り方の潔さは花吹雪に例えられるほどです。もちろん、満開の桜の下で、公園で飲酒ができたり、お弁当がいただけるのは日本ならではのことなのです。

日本中で植えられている桜の8割は、皆さんがご存知の「ソメイヨシノ」と言われています。ソメイヨシノは、江戸時代から明治初期に、江戸の染井村で育成されたとされる「吉野桜」で、一代雑種のため、種から自然に増えることができません。種で増えないソメイヨシノは、いわゆるクローンを作り続け、他の台木に接木をして増やしてきました。

桜好きの日本人なので、古来から、桜を大切にしてきたようです。源氏物語にも「花の宴」という巻の「貴人が宮廷で花見の会を催す描写」や、歴史上もっとも有名な豊臣秀吉の「醍醐の花見」の桜も、実はソメイヨシノではありません。吉野の桜、ヤマザクラなのです。

本来の吉野の桜「ヤマザクラ」とくらべ、ソメイヨシノは成長がとても早く十年ほどで立派な樹形になり、手入れが簡単で育てやすく、葉が出る前に淡いピンクの大輪の花が一斉に咲き揃うので、見た目が非常に華やか、など多くの長所が認められて、いまや全国各地に植えられるようになりました。それが、桜といえば、ソメイヨシノといわれる所以です。

近年では、ソメイヨシノ一辺倒になりすぎたことへの反省もあり、また、生物の多様性が見直されるようになり、ソメイヨシノ以外の品種の桜が植えられることが多くなってきているそうですが、平安時代に貴族がうたったように、いつの時代も美しい桜を眺められる、そんな日本であってほしいと思います。

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