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2016年3月12日 (土)

東日本大震災発生の日

午後2時45分30秒、研修中に、本社内に黙祷の館内放送が入り、ワークが一時中断しました。「5年前の3月11日、2時46分に東日本大震災が発生しました。この大震災で、犠牲になられた方々に“黙祷”を捧げたいと思います。」そして午後2時46分「黙祷」-30秒-「皆様、ご協力ありがとうございました。」~たったこれだけですが、弊社では、毎年行われていることで、当たり前のこととして、従っています。

「東日本大震災から5年」ということで、連日マスコミ報道は、特番を組んでいますが、「あれから5年」とう表現には、あたかも震災が終わったようなニュアンスがあり、違和感を覚えます。「もう5年」とか「まだ5年」という言葉の問題ではなく、復興が一向に進んでいない現状からして、東日本で起きた震災が、あたかも復興がなされたと過去のことのように言われるのは、現地の人にとって心外だと思います。

20年前に起きた「阪神大震災」は、直下型地震で、東日本と比べ、津波や原発事故がなかったとはいえ、ビルの崩壊や、地震火災の発生により、多大な被害が出ました。私など、町を歩いていて、目まいがするので病院で診察を受けたところ「ビルが少しでも傾いているのを見ていると、人間の脳の働きがおかしくなる」といわれましたが、東日本の場合は、直下型でないにしても、大地震に加え、大津波や原発事故が重なりました。

復興は、まだまだ、道半ばで、阪神大震災では発生から5年で入居者がゼロになった仮設住宅では、今岩手、宮城、福島の被災3件で約5万7千人が暮らしておられます。特に、原発事故があった福島県の沿岸地域では、当時の被災した家屋や、津波に押し寄せられた船舶など、そのままの状態に置かれていて、あの当時の映像がよみがえることはあっても、復興の気配すら感じられません。

「いや、復興は進んでいる」とおっしゃる御仁がいらっしゃるなら、あの、「放射能で汚染された土や草木が入った袋」をご覧になったのでしょうか?あの黒い袋は、福島県内に600万以上あるといわれ、さらに汚染度の高い地域の除染はこれからで、現在の5倍近い袋が発生すると見込まれています。県内各地の1000カ所近い仮置き場で保管した後、原発周辺の双葉、大熊両町に造られる中間貯蔵施設に運ばれる予定ですが、県外での最終処分場の目処も立っていません。

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