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2016年3月26日 (土)

健康経営

健康経営とは、「従業員の健康管理を経営的視点から戦略的に実践することにより、企業価値を高めて行こうとするもの」ですが、言い換えれば「労務管理が行き届いた職場」=「風通しのよい職場」を目指すということになるのでしょうか?

毎年、「風通しのよい職場」というテーマで、管理職向けと一般職向けに研修を行っているのですが、研修後のアンケートでは、「労務管理の行き届き方」には、双方の視点にギャップがあり、特に上司の方は、そのギャップに気づく必要があります。

「不祥事が起きる企業風土というのはリーダーシップにより異なる」といわれていますが、この点、管理職研修などで、「風通しの良い職場」について話し合っても、「個人の問題」と「組織の問題」にわけて考えないと、ご本人たちの当事者意識が弱くなりかねません。

たとえば、「風通しの職場」についての課題をクリアする目標を達成できなかった場合、自分の所作を棚に上げて、時として、その達成を阻害した原因を「組織」=「会社」に求めがちです。「会社に言っているのに」とか「会社はわかっていないから」などと、部下に説明する上司がいたとすれば、それは、「他責の人」です。

「よいリーダーシップ」、「マイナスのリーダーシップ」の分かれ目は、ある意味、「自責」か「他責」で決まるように思います。「相手を理解する」、「相手の話をよく聴く」といっても、「他責」の人は、自分が「他責」と思っていないから、その内容を「自責」に当てはめることはありません。

「経営者が方向性を示してくれない」「意味のない、どうでもいい会議ばかりで、こんなことでいいのか」「隣の部署とコミュニケーションが図れていない」「教育訓練制度ができていない」と、いくらでも「他責」の言葉が出てきますが現実は何も変わらないのです。だったら自分はどうするのか、そう考えるのが「自責の人」ではないでしょうか。

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2016年3月12日 (土)

東日本大震災発生の日

午後2時45分30秒、研修中に、本社内に黙祷の館内放送が入り、ワークが一時中断しました。「5年前の3月11日、2時46分に東日本大震災が発生しました。この大震災で、犠牲になられた方々に“黙祷”を捧げたいと思います。」そして午後2時46分「黙祷」-30秒-「皆様、ご協力ありがとうございました。」~たったこれだけですが、弊社では、毎年行われていることで、当たり前のこととして、従っています。

「東日本大震災から5年」ということで、連日マスコミ報道は、特番を組んでいますが、「あれから5年」とう表現には、あたかも震災が終わったようなニュアンスがあり、違和感を覚えます。「もう5年」とか「まだ5年」という言葉の問題ではなく、復興が一向に進んでいない現状からして、東日本で起きた震災が、あたかも復興がなされたと過去のことのように言われるのは、現地の人にとって心外だと思います。

20年前に起きた「阪神大震災」は、直下型地震で、東日本と比べ、津波や原発事故がなかったとはいえ、ビルの崩壊や、地震火災の発生により、多大な被害が出ました。私など、町を歩いていて、目まいがするので病院で診察を受けたところ「ビルが少しでも傾いているのを見ていると、人間の脳の働きがおかしくなる」といわれましたが、東日本の場合は、直下型でないにしても、大地震に加え、大津波や原発事故が重なりました。

復興は、まだまだ、道半ばで、阪神大震災では発生から5年で入居者がゼロになった仮設住宅では、今岩手、宮城、福島の被災3件で約5万7千人が暮らしておられます。特に、原発事故があった福島県の沿岸地域では、当時の被災した家屋や、津波に押し寄せられた船舶など、そのままの状態に置かれていて、あの当時の映像がよみがえることはあっても、復興の気配すら感じられません。

「いや、復興は進んでいる」とおっしゃる御仁がいらっしゃるなら、あの、「放射能で汚染された土や草木が入った袋」をご覧になったのでしょうか?あの黒い袋は、福島県内に600万以上あるといわれ、さらに汚染度の高い地域の除染はこれからで、現在の5倍近い袋が発生すると見込まれています。県内各地の1000カ所近い仮置き場で保管した後、原発周辺の双葉、大熊両町に造られる中間貯蔵施設に運ばれる予定ですが、県外での最終処分場の目処も立っていません。

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