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2015年9月 5日 (土)

何となくたるんでる?

東京オリンピック・パラリンピックの「新国立競技場」に続き、「公式エンブレム」も白紙撤回されたことを受け、経済同友会の小林代表幹事が、「最近こういったことが多すぎる。何となくたるんでるんじゃないか、社会全体が」と記者会見で発言していました。批判の対象を「組織委員会」や「政府官邸」を名指していないのは、経済界の代表としての立場上、明言を避けられたように思えます。

「何となく」とか「社会全体が」といわれても、ここまで具体的な事象があって、かつ担当部署もわかっているのに、当事者は、みんな責任の所在を明らかにしません。あたかも「白紙撤回」したことが当事者としての幕引きをして、これ以上、叱責されることはないと思っているのでしょうか?私たちは、彼らの弁明が「責任逃れ」に見えるのですが、ご本人たちは、何も感じていないのかもしれません。

この問題が明るみに出た中、来年のリオデジャネイロへの参加を争うオリンピック・パラリンピックのアジア予選が行われています。私も、先日「ブラインド・サッカー」の応援に行ってきました。選手たちは、オリンピックのために、体を鍛え、厳しい練習に耐え、ここまできたのだと思います。オリンピックを目指し、必死の思いで頑張っている人たちの気持ちを見過ごせるから、白紙撤回した当事者は平気で責任逃れができるのでしょうか?

私たちの企業でも、時として不祥事が起こります。時期を同じくして、名門企業が会社ぐるみの粉飾決算をしたことが明るみになりましたが、コーポレート・ガバナンス(企業統治)、あるいはコンプライアンス(法令遵守)が効かない体質として、経営トップは責任を取ることになります。企業では、責任の所在が明らかになる仕組みになっているのですが、政治の面では、いろいろ利権が入り乱れていて、深刻な構造の問題があるようです。

それにしても、白紙撤回した当事者たちの弁明会見を聞いていると、あまりにも当事者意識がないのに驚かされます。ただ、表に出てくる彼らは、事務的なレベルの人たちで、責任を取るべき立場の人でなく、本当の責任者は表にでてきません。だから当事者意識がなく、責任問題を云々されても答えようがないように見えました。

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