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2015年9月12日 (土)

是非に及ばず

織田信長は、普段は口数が少なかった人物だったといわれていていますが、そんな信長の名言・語録として、今でも残っているものに、「是非に及ばず」という言葉があります。同じ題名の「是非に及ばず」という単行本や「現代語訳 信長公記」(新人物文庫)などがあり、あまりにも有名な言葉として知られています。

そもそも、信長の最後の言葉として伝えられる「是非に及ばず」は、信長の家臣・太田牛一が「信長公記」に書き残したのもの。彼は本能寺の変には立ち会っていませんが、自身で「女どもこの時まで居申して、様躰見申し候と物語候」と書いたように、本能寺の変のあと、信長に帯同していた女人衆からその有様を聞いたとされています。

「是非に及ばず」の意味は、広辞苑で引くと、「①是と非。道理にかなうこととかなわないこと。よしあし。正邪。②よしあしの判断・批評。品評。」とあります。しかし、織田信長が本能寺において明智光秀の謀反と知った時に発せられた言葉としては、「良し悪しなんかを判断したりする必要はない、現状でその場での対応をするしかない」というのが正しい解釈のようです。

これは信長公記に書かれている文脈から、想定されていて、従来の「止むを得ない」「仕方がない」「どうしょうもない」という諦めの言葉とは意を異にしています。私も日ごろ、この「是非に及ばず」という言葉を「四の五の言わずに行動する」際に使っていましたので、異論はありませんが、皆さんは如何でしょうか。

一方、明智光秀の「敵は本能寺にあり」は分りやすいです。故事ことわざ辞典でも、「本来の目的を隠し、人の目をあざむくことをいう。」とあります。光秀が、備中(現在の岡山県)の毛利氏を攻めると称して出陣した途中で、急に方向を転じ、「わが敵は本能寺にあり」と言って、本能寺に止宿していた主君の信長を急襲したという故事に基づいているとのことです。

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コメント

まず行動する。
一番大事で、一番欠けやすいことですね。

投稿: 林博之 | 2015年10月15日 (木) 06時53分

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