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2015年8月 8日 (土)

リーダーの信頼貯金

リーダーとして仕事を進めていく上で、部下の信頼を得ることは、極めて重要なことです。部下に信頼されるためには、まずリーダーである前に一人の人間として信頼されるということです。部下はリーダーの抱えている業務については分からないものの、リーダーの一挙手一投足、何気ない一言、ちょっとした表情の変化に対して敏感に察知して反応しています。発言・行動には責任を持たず、いい加減なことをしていると、愛想をつかされてしまいます。

「信頼貯金」という考え方があります。フランクリン・コヴィー博士の「7つの習慣」では、「信頼残高」という言葉で使われていますが、信頼は預金と同じで増えもしますが減ることもあります。日頃のコミュニケーションなど小さなことを大切にして「預入」は少しずつ積み上がっていきますが、リーダーとしての言動に愛想をつかされると、信頼は一気に「引出」され、ヘタをするとマイナスになりかねません。

信頼残高を増やす方法として挙げられているのは、「小さなことを大切にすること」、「謙虚な気持ちで接すること」、「約束を守ること」、「期待に応えること」、「忠実で裏表ないこと」などですが、逆に、無神経で不親切であったり、無礼を働いたり、約束を破ったり、期待を裏切ったり、陰口を言ったり、プライドが高く自分の非を認めなかったりすると、いままでコツコツと貯めてきた信頼貯金は、どんどん「引出」され減っていきます。

例えば「約束を守る」ということを考えた場合、大事なことは「都合が良いから約束を守れる」ということではなく、むしろ都合が悪くなった場合に、約束を守り通すことができるかということです。卑近な例でいうと、部下と飲みに行く約束をしていたものの、上司から飲みに誘われた場合です。部下との先約を優先することができ、あとで部下がそのことを知ったときは、「部下を大切にしてくれる」リーダーとして信頼が増すことでしょう。

あと、「期待に応える」というのもそうです。自分では部下の期待に応えているつもりでも、自分の立場が危うくなったりすると、リーダーとしての立場を放棄して、責任逃れをする人がいます。これが、部下が最も嫌う「逃げる上司」です。また、部下が非難されているのに弁護もできない、となれば期待を裏切られた気持ちになるのは当然です。あとで、いくら言い訳しても、コヴィー博士がいうように「行動で作った問題は、言葉では解決できない」のです。

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