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2015年3月 7日 (土)

公開講座の最小催行人数

各社、各団体で催される公開講座には、講座にもよりますが、たいていの場合、開催の条件に「最小催行人数」があります。これは、その講座の運営上、申し込みが「ある程度の人数に達しないと開催できない」ので、申し込みに対して、事前に了承を取り付けているものです。開催しない場合、通常、1週間前には、知らせてきます。

人数が少ないと開催できない理由として、その研修機関で想定された損益分岐点のようなものがあり、会場費はもとより、先生に支払われる講師料、テキストなどの資料代、あとはスタッフの人件費等から割り出されたものですが、自前の会場をもっていたり、講師の先生が社員であったりした場合は、その限りではありません。

受講生を派遣している私たちとしては、人数がすくなくても、多少の採算は度外視して開催してもらいたいです。しかし、受講者にとっては、他の参加者から、いろんな情報を聞けるのに、人数が少なすぎて、つまらなかった、という意見がある一方、人数が少ない分、先生が懇切丁寧に教えてくれた、と肯定的に捉えている人もいます。

私たちが外部講師としてお世話になっている先生の何人かは、その研修機関で公開講座も担当されているので、人数の少ない場合、どのように取り扱っているのか聞いたことがあります。ほとんどの先生は、人数は多い方がやりやすい、と言いますが、少ない場合は、丁寧に教えるといっても限度があるので、通常話さない持ちネタを披露したりして、時間を稼いでいる、と言っていました。

本当は、人数が少ないなら少ないなりの教え方があるように思います。たとえば、その研修のなかで教える基礎知識の理解を、ワーク(演習)を通じて行う場合、人数が少なくて時間が余るなら、さらに一歩進めて、それを実際の業務に落として、ワークしてもらうとか、です。ただ、いつも公開講座を担当されていると、一方的に講師のペースで講義されているので、この切り替えは難しい要望なのかもしれません。

しかし、研修の目的が、「受講生の持つ能力を引き出す」ことにあるのなら、極端に人数が少ないときこそ、思い切って、話す側から聞く側に回るなど、新しい試みにチャレンジしてもらいたです。

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