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2015年2月21日 (土)

プレゼンテーションのスキル

最近のプレゼンテーション研修は、説明型でも、説得型でも、その目的を達成するゴールをイメージして、構成の仕方、見せ方、伝え方を学ぶようになっています。その中で気がついたことが2つあります。1つは、時間に合わせたスライドの枚数と、おのおの独立した話し方、伝え方のスキルの活かし方です。

まず、スライドの枚数ですが、研修における演習をみていると、ほとんどの人が、あれも言いたい、これも言いたいというので、説明内容を盛り込みしすぎているように思えます。確かに、相手にわかってもらいためには、内容の説明を具体的にしようと、スライドを多くする必要があるかもしれません。しかし、それは話し手にとっての考えです。

プレゼンテーションの目的が、相手が欲しい情報を伝え、相手にして欲しい行動を促すことにあるとしたら、「あれもこれも」入れるのではなく、絞り込んだ方が得策です。時間が限られていること、また相手の集中力が、そう長く続かないことを考えれば、スライド枚数は、必要最低限に抑えるべきだと思います。5分なら5枚が限度ではないでしょうか?

研修では、目線、声の出し方、立ち位置、質疑応答など、それぞれのスキルを教わり、それができるかどうか、演習で、成功体験を積み重ねていきますが、それは飽くまで、「説明のためのスキルの習得」と理解していました。それが、「相手の行動を促すため」のものとなると、「説明のため」ではなく、「納得してもらうため」のスキルなのです。

たとえば、アイコンタクト(視線)の演習も、やれ、順番に人の目を見る、ときどき長く見る、などの練習をしますが、本当に「相手の行動を促す」というのなら、そんな上辺だけの所作では、迫力も訴求力も生まれません。どうしても、このことを皆にわかってほしい、行動を変えて欲しい、というのなら、話の必死さがあってこそ、相手の心を動かすことになるのだと思います。

いままで、プレゼンテーション研修は、いかに上手に見せるか、話すか、でした。それが、最近では、いかに相手の行動を促すか、に変わってきました。なのに、講師の方も含め、伝授するスキルは、昔のままで、説明型から脱却していません。スライドをつくるマーケティング部署も、相変わらず、説明型です。これでは受講生は可愛そうです。

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