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2015年2月 7日 (土)

教えて考えさせる

近頃、インターネットやスマホの普及で、答えを求めることが安易にできることから、若い人は、物事をあまり考えなくなったと、よく言われます。しかし、私たちの教育現場で、果たして、「考える」ことを盛り込んだ研修内容を心がけているかと問われれば、すべてがすべて、そうであるとは答えられません。ましてや時間的な制約がある中では、ほとんどできていません。

なぜかというと、ほとんどの研修が、1日コースであれ、2日コースであれ、各回で完結する内容になっていて、そのなかで、多くの知識を詰め込み、それらを理解するのに、時間を掛けて、演習問題に取り組んでもらうからです。もちろん、業務に活かすために、演習課題はできるだけ業務に合わせたものにしていますが、それはあくまでケースに過ぎません。

いま、一部の学校で、「教えて考えさせる授業」が行われていると聞きます。「教えて考えさせる授業」は、教師からの説明、理解確認、理解深化、自己評価の4つの段階を踏まえて授業を構成することがその基本で、2001年に、東京大学の市川伸一先生が提唱されたものです。最近では、学校、自治体、民間教育団体などでテーマにするところが増えています。

「学力の低い子どもでも、基礎的な知識・技能を身につけて高度な課題解決に参加できること」、「学力が高い子や先取り学習している子どもでも達成感・充実感が味わえること」をめざしているとのこと。最近では、意気に感じた先生対象に、「教えて考えさせる授業」セミナー(略称:OKセミナー)が開催されています。また、同タイトルの出版物も発行されています。

学力差の大きな現実の学校で、なぜそのようなことが可能になるのか、たぶん、教師の先生の、ていねいな説明と、生徒との理解確認で、基礎知識の共有をはかり、さらに一歩すすめて、深堀した課題に向けて、問題解決や討論を促しているのだと思います。私たちも、この方式を研修の中で、より多く、取り入れていきたいと思います。

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