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2014年12月 6日 (土)

いろはかるた

仕事の話でなく恐縮ですが、最近、イラストを習い始めました。カルチャー教室のように、グループで受けるのではなく、現役のイラストレーターの先生に個人教授を受けています。もともと、絵は嫌いでない方ですが、いままで水彩画を長くやっていたものですから、まったく違った手法に、最初は、少なからず戸惑いがありました。

たとえば、「いろはかるた」を絵で表現する場合です。いままで、何気なく見過ごしていた、かるたの絵ですが、いざ自分が描くとなると、そう簡単なものではありません。例を引いて説明させていただきますが、「いろはかるた」は江戸・大阪(名古屋)バージョンと京都バージョンがあり、ここでは、江戸バージョンで紹介いたします。

まず、簡単にイメージが沸くものは、「犬も歩けば棒に当たる」「花より団子」「老いては子に従え」「鬼に金棒」「縁の下の力持ち」などは、賢明な皆さんなら、すぐ絵にすることができるでしょう。
それでは、ちょっと難しくなりますが、「年寄りの冷や水」「良薬は口に苦し」「月とすっぽん」「泣きっ面に蜂」「安物買いの銭失い」などはいかがでしょうか?

意味はわかっていても、かるたのように1枚の絵にして、それから文字を想像させることは一苦労です。さらに、「論より証拠」「楽あれば苦あり」「負けるが勝ち」「油断大敵」「身から出た錆」にいたっては、まったくお手上げです。それでも、その言葉の意味からイメージを考えて絵にするわけですから、半端でない創造力が求められます。

スケッチとイラストの違いは、スケッチが自分の好きなものを描く自主制作であるのに対し、イラストは人から頼まれたものを描くもので、発想を枠外に広げなければ、目的を達することができません。研修でよく「枠外発想」ということが求められますが、まさにイラストを描くことは、その訓練の繰り返しで、創造力を高めることを、いつも求められています。

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