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2014年7月12日 (土)

挨拶と返事2

小学校の先生に聞いた話ですが、朝の「おはよう」の声掛けに返事をしない子どももいるそうです。その子に「なぜ挨拶をしないの?」と訊くと、「めんどうくさい」という言葉が返ってきたというのです。まるで大人のような口ぶりですが、この子の家庭環境を容易に想像でき、これではいけないと思い、挨拶ができる子になるよう、根気よく指導したそうです。

この子たちが成長していく社会で、「挨拶しない、返事しない」大人になったら、みんなと仕事ができなくなります。大人社会では、否応なしに、人と協力して物事を達成することが求められます。かたくなに「用もないのに、話すことはない」「忙しくてそれどころではない」では、孤立するのは目に見えています。「人とかかわることができる」ように教えるのは、子どものまわりにいる親や大人の役目ではないでしょうか?

イギリスの家庭教育では、人間としての挨拶の基本として、ものを頼む時には「プリ-ズ」、何かをしてもらったときには「サンキュウ-」、それに「エクスキュ-ズ・ミ-」の三つが、子どもの「躾(しつけ)」といわれています。日本でも、挨拶と返事は、子どものころから、うるさく言われて来ましたが、「挨拶しない、返事をしない」大人の人は、悲しいことですが、人とかかわることができるように育てられてこなかったのも知れません。

「挨拶は人間関係を作るコミュニケーションのポイント」といわれますが、人とかかわることができるようになるために、ちゃんとした挨拶さえできれば、別に「話し上手」になる必要はないと思っています。挨拶と返事は、一番簡単に取り組める方法であると考えています。ただ、大切なことは、その挨拶や返事に、相手に対して心よく受け入れられるものであるかどうか、なのです。

研修でのグループワークを見ていても、話しの輪に入って来れない人がいます。その人は「話し下手」というより、よく見ていると、グループワークの初めの自己紹介のときの挨拶で、すでに気おくれしていて、自分から「孤立したがっている」ようです。彼の所属先の同僚に聞くと、自分たちと一緒のときは、結構、話し相手になっているとのこと。彼の自信のない挨拶は、どこからくるのでしょうか。

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