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2014年6月14日 (土)

研修のお客様は誰?

私たち研修の実施部署は、公募型でも選抜型でも、受講生が対象ですので、「あなたのお客様は誰?」と訊かれたら、迷わず「受講生」と答えています。講師の先生方も、研修にあっては、「受講生を如何に満足させるか」腐心されており、ベンダーさんの営業の方は、「研修のご担当」プラス「受講生」と答える方が多いようです。

ただ、最近の研修委託の要件として、「受講生を如何に満足させるか」という点においては、単に、受講生からの「いい話を聞いた」、「気づきや学びを得られた」というアンケート結果だけでは、良し、としていません。本当は、研修でも「社員を成長させること」が求められていて、「考え方と行動が変わること」が期待されているからです。

私たちは、研修の導入部分で、受講生に対して、研修の目的とゴールを明示することにしています。公募型では、自己啓発の内容中心ですので、受講生が、それなりの意識をもって参加してくるのですが、選抜型となると、半ば強制的に受講させられていると思っている参加者がいないわけでもなく、納得のいく説明が必要となります。

研修の目的については、大抵の場合、知識を得ること、スキルを習得すること、改善点を見つけることですが、ゴールについては、それらを実務に活用することですから、実務へのリンクをイメージしやすいよう、より具体的に説明しています。とは言うものの、研修の終わりにコミットメントするだけでは、あとは本人次第ということになり、フォローできません。

思うに、このような目的とゴールが明示された研修では、受講者本人だけでなく、現場の上長の関わりが、どうしても必要になってきます。上長が、本人の成長を促すために選抜するのですから、研修で本人は、自分の気づいたこと、見つけた課題をどう克服するのか、現場に持ち帰ったあとの結果フォローが、上長の協力なしでは、達成できたとは言えません。

研修の成功は、上長の「社員を成長させること」と、部下の「考えや行動が変わること」であるなら、本当の「研修のお客様」は、これら上長なのかも知れません。

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