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2014年6月21日 (土)

絵本の絵とことば

先日、しばらくご無沙汰していた友達から「絵本」を送ってきました。「リニアちゃんとジョーくん(文芸社刊)」とう絵本で、驚いたことことに、ご本人の著書で、いつの間にか友達は絵本作家になっていたのです。中身は「小枝のリニアちゃんとミミズのジョーくんがキラキラ輝く自然の素敵を伝えてくれる」絵本で、もちろん、こども目線で書かれていて、かわいい描写のイストと相まって、夢を育む楽しい絵本です。

日頃、絵本を読んでいて、ことば絵本であっても、文字量がとても少ないことに気が付きます。
これは、子供向けの絵本ということではなく、おとなの絵本でも同じで、たとえばシルバースタインの「ぼくを探しに」など、文字量は少なくても、想像力を働かせることで、その言わんとするところを考えさせられるのです。

絵本のいいところは、「見開きページごとに中央で閉じられた物語が読み手の感受性というフィルターを通して聴き手にわたっていくこと」です。ですから、絵本のものがたりは、場面ごとの絵と文だけで完結するのではなく、絵と文の協合関係が、ページを重ねる中で、読み手と聴き手に共有の意識の流れができ、最後のページまで続くのだと思います。

また、安野光雄さんの「旅の絵本」のように、言葉がなく、絵だけで表現されている絵本もあります。「This is Paris」 などで有名なM. SASEKの旅シリーズもそうですが、ページごとのタイトルだけです。共通しているのは読み手の想像力を必要とすること、参加して初めて成り立つ絵本が多いという事です。考えたり、お話を探したり、一見難しい事の様にも感じますが、裏から見れば自由に読めるという事です。

一般的には、絵だけの絵本よりも、ことば絵本の方が、より教育的な印象を与えがちです。しかし、絵だけの絵本の方も、読み手の「ママ」ならではの即興が活きて、用いられる言語のレベルも高くなります。子どもは同じことを繰り返すことも好きですが、即興も大好きです。レベルの高いやりとりで子ども達を引きつけることで、言葉学びが促進されるのは間違いありません。

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