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2014年6月28日 (土)

触覚へア

最近、ときどき気になることに、若い女性が「前髪を顔の両サイドに垂らす」ヘアスタイルがあります。「触覚ヘア」というそうですが、昆虫の触覚(触角)に似ているところから命名されたようです。いまは、下火になっていますが、去年、AKBなどのアイドルから火が付き、タレントや女優さんの中にまで“触覚持ち”が多数登場、世代を超えて髪型の定番としての広がり見せていました。

若い女性の間では、「かわいい」というおしゃれなのですが、このヘアスタイルは、十数年前にも、「前髪を顔の両サイドに垂らすと、顔全体を小顔に見せる効果がある」いうので、流行ったことがあります。ただ、お辞儀をすると、髪が顔の前に垂れて、その都度、手で撫で上げる仕草が気になるので、オンとオフの使い分けが必要なのではないでしょうか?

オンとオフの使い分けというのは、おしゃれとマナーの使い分けということです。おしゃれは、個人が楽しむことなので、ご本人の自由ですが、マナーは、相手に不快感を与えぬように心くばりすることです。この区別ができない人には、それなりの対応が必要で、同じアイドルグループでも、スマイレージ(ハロプロ)など、「触覚ヘア」を禁止しているところもあるくらいです。

この前も、民放のあるテレビ局で、お天気キャスターの女性の方が「触覚」で登場されていたのですが、やはり、何度も、髪の毛を手で掻き上げていました。また、茶道のデモンストレーションに登場した着物姿の生徒さんが「触覚」のまま、出ておられたのを見たことがあります。その人たちを使う立場の番組ディレクターやお花のお師匠さんは、このことに無関心なのでしょうか?

女子学生の就活でも、「触覚ヘア」の人を、テレビの報道番組で見かけたりします。服装は、オンとオフの使い分けができても、髪型は、そのままなのでしょうか?採用されることが難しい就活で、ご本人は、精一杯のおしゃれかも知れませんが、少なくても、面談では、マナーを、相手が見て判断するのですから、注意したいです。

ちなみに弊社の場合は、この方たちは対象外で、不採用です。

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2014年6月21日 (土)

絵本の絵とことば

先日、しばらくご無沙汰していた友達から「絵本」を送ってきました。「リニアちゃんとジョーくん(文芸社刊)」とう絵本で、驚いたことことに、ご本人の著書で、いつの間にか友達は絵本作家になっていたのです。中身は「小枝のリニアちゃんとミミズのジョーくんがキラキラ輝く自然の素敵を伝えてくれる」絵本で、もちろん、こども目線で書かれていて、かわいい描写のイストと相まって、夢を育む楽しい絵本です。

日頃、絵本を読んでいて、ことば絵本であっても、文字量がとても少ないことに気が付きます。
これは、子供向けの絵本ということではなく、おとなの絵本でも同じで、たとえばシルバースタインの「ぼくを探しに」など、文字量は少なくても、想像力を働かせることで、その言わんとするところを考えさせられるのです。

絵本のいいところは、「見開きページごとに中央で閉じられた物語が読み手の感受性というフィルターを通して聴き手にわたっていくこと」です。ですから、絵本のものがたりは、場面ごとの絵と文だけで完結するのではなく、絵と文の協合関係が、ページを重ねる中で、読み手と聴き手に共有の意識の流れができ、最後のページまで続くのだと思います。

また、安野光雄さんの「旅の絵本」のように、言葉がなく、絵だけで表現されている絵本もあります。「This is Paris」 などで有名なM. SASEKの旅シリーズもそうですが、ページごとのタイトルだけです。共通しているのは読み手の想像力を必要とすること、参加して初めて成り立つ絵本が多いという事です。考えたり、お話を探したり、一見難しい事の様にも感じますが、裏から見れば自由に読めるという事です。

一般的には、絵だけの絵本よりも、ことば絵本の方が、より教育的な印象を与えがちです。しかし、絵だけの絵本の方も、読み手の「ママ」ならではの即興が活きて、用いられる言語のレベルも高くなります。子どもは同じことを繰り返すことも好きですが、即興も大好きです。レベルの高いやりとりで子ども達を引きつけることで、言葉学びが促進されるのは間違いありません。

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2014年6月14日 (土)

研修のお客様は誰?

私たち研修の実施部署は、公募型でも選抜型でも、受講生が対象ですので、「あなたのお客様は誰?」と訊かれたら、迷わず「受講生」と答えています。講師の先生方も、研修にあっては、「受講生を如何に満足させるか」腐心されており、ベンダーさんの営業の方は、「研修のご担当」プラス「受講生」と答える方が多いようです。

ただ、最近の研修委託の要件として、「受講生を如何に満足させるか」という点においては、単に、受講生からの「いい話を聞いた」、「気づきや学びを得られた」というアンケート結果だけでは、良し、としていません。本当は、研修でも「社員を成長させること」が求められていて、「考え方と行動が変わること」が期待されているからです。

私たちは、研修の導入部分で、受講生に対して、研修の目的とゴールを明示することにしています。公募型では、自己啓発の内容中心ですので、受講生が、それなりの意識をもって参加してくるのですが、選抜型となると、半ば強制的に受講させられていると思っている参加者がいないわけでもなく、納得のいく説明が必要となります。

研修の目的については、大抵の場合、知識を得ること、スキルを習得すること、改善点を見つけることですが、ゴールについては、それらを実務に活用することですから、実務へのリンクをイメージしやすいよう、より具体的に説明しています。とは言うものの、研修の終わりにコミットメントするだけでは、あとは本人次第ということになり、フォローできません。

思うに、このような目的とゴールが明示された研修では、受講者本人だけでなく、現場の上長の関わりが、どうしても必要になってきます。上長が、本人の成長を促すために選抜するのですから、研修で本人は、自分の気づいたこと、見つけた課題をどう克服するのか、現場に持ち帰ったあとの結果フォローが、上長の協力なしでは、達成できたとは言えません。

研修の成功は、上長の「社員を成長させること」と、部下の「考えや行動が変わること」であるなら、本当の「研修のお客様」は、これら上長なのかも知れません。

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2014年6月 7日 (土)

反転授業2

最近、「反転授業」と呼ばれる授業形態が話題となっています。反転授業とは、前にも書きましたが、「これまで学校の授業で教えてきた、基礎的な内容を家で学び、家で取り組んでいた応用課題を学校で学ぶ」という、授業と宿題の役割を「反転」させたやり方です。このような授業形態のアイデア自体は2000年頃から提案されていて、生徒が自宅でマルチメディア教材を使って学び、教室でグループ学習を行うような教育実践が行われてきました。

反転授業そのものは、2010年頃から欧米で注目を集めてきましたが、この普及を促したのは、オープン教材(カーン・アカデミーなど)がネット上で提供されたことと、教室や学校でネット回線が整備され、安価な情報端末が普及してきたことによります。わが国でも大学や高校で個人の先生が取り組んで来られていますが、佐賀県武雄市の小学生、中学生への取り組みが、いまテレビ等で話題になっているのは、自治体単位で導入するのが初めてだからです。

反転授業に是非については、尾木ママ(教育評論家、尾木直樹さん)など、いろんな方が意見を出しています。だた、誤解しないようにしたいのは、すべての授業を反転にするわけではなく、武雄市の場合は、①5月から、市内全11小学校で、反転授業を実施、②対象学年は3年~6年の算数と理科、動画は5~10分、③各単元から2~3コマを反転学習として実施する、というもので、イメージとしては、各科目、週1回、ですから両科目で月に8回くらいでしょうか。

反転授業のメリットとして、①生徒の知識習得の効果があがり、学習時間を実質的に増やせる、②教室で話し合い、教え合うことで、学んだ知識を使う機会を増やせる、③生徒の理解度を把握できることで、学習の速度を早めることができる、いうのが主なものですが、一方、課題として、①家庭での予習の時間を如何に割けるとか、家庭との連携ができるのか、②先生が実質かかわるような充実した事前学習のコンテンツが作れるか、③教員が想定外の子供たちの意見を取りまとめたり、引き出したりする対応ができるか、などです。

反転授業がいい、悪いという議論をするつもりはありませんが、反転授業をすることによって、IT(ICT)の力で子供たちがどんどん発言し、人によって意見の違いあることを知り、いろいろな物事を考える力がつけばいいことだと思います。ただ、先生がたは、いままでの「一斉授業で教え込む人」から、急に「生徒と一緒に考え、議論をリードする人」に変身できるのか、研修講師の先生がたを見ていて、本当の課題は、ここにあるような気がします。

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