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2014年4月26日 (土)

受講態度のレベルアップ

最近、研修での参加者を見ていると、選抜であれ、公募であれ、受講生のレベルが上がってきたように思います。その理由は、昔と違い、参加者が大卒や社会人が多くなっていることもありますし、提供する研修プログラムが、年々改良を加えてきているものの、コンテンツ自体は変わっていないからで、受講生のレベルを意識するなら改善の余地があります。

受講態度でいえば、このところ講師の先生の所感は、どれも受講者の皆さんは、積極的で、前向きと書いてこられるのが多くなりました。特に若い人は、知識であれ、実践であれ、学習意欲が高いように見受けられます。やはり、何事も吸収して、早く一人前になることを目指しているのでしょう。メモを熱心に取り、個別の質問もあり、活気があります。

一方、受講生は変化してきているのに、それを意識しないで、相変わらず、古いコンテンツで、古い教え方だと、受講生は、飽きてくるのではないでしょうか?型にはまった知識の提供で、あとは演習を強要するだけでは、メモも取らず、質問も出ません。講師の先生にしてみれば、自分は長年、このプログラムを提供して来ているのだし、それなりの評価を受けてきていて、何が問題なのか、お分かりになっていないこともあります。

そう、受講生の研修参加の目的は、自分の課題を見つけることであり、それには、質問のレベルも上げなければなりません。わからないことを質問するのは、当たり前のことで、高い質問のレベルは、自分の状況に当てはめて、具体的に質問することです。メモすることも、テキストにないものを補足して書き足すことから、一歩進めて、自分が気づいたことを書き留めるのが、質の高いメモのレベルではないでしょうか。

一般的に、講師の条件としては、伝達力、表現力など熟練しているか、専門分野に明るいか、
世の中の動きを勉強しているか、受講生の潜在能力を引き出せるか、ゆとり教育世代にも対応できるか、などです。それが、いまや、その条件もレベルアップして、いかに受講生が課題をみつけて、業務に活かしてもらうことができるか、です。分かりやすく説明するだけでは、不十分なのです。

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2014年4月19日 (土)

講師の若返り

私たちが、分かっていながら、なかなかできないものに「講師の若返り」があります。新人研修など、受講者は、どんどん若い世代の人が対象となってきているのに、講師の先生は、年々、歳をとって来られ、その年齢差は広がって行くのは、当たり前のことなのですが、その差を埋める努力が必要になってきているのです。

何が問題かというと、一般的に、それは、実施してきた研修のコンテンツというより、講師の先生の伝え方、話し方に起因するものです。どんないい内容の講座であれ、聞いている受講生に対して、腑に落ちない伝え方では、受講生に気づきを与え、行動を変革させるまでに至らないからです。

もちろん、年配の先生だからといっても、余人をもって代えがたい講師の方もいらっしゃいます。たとえ、新人の導入研修時の、マナーであったり、ビジネススタンスだったりしても、業界でピカイチの先生だから任せていて、安心というのがあります。しかし、それは、私たち研修担当からの見た目であり、入社間もない受講生にとっては、なんの疑いもなく、これが会社の研修として受け入れているだけかも知れません。

それが、新人のフォローアップ研修の時期ともなれば、受講生は、ただ一方的に教わるのではなく、自分の業務に照らし合わせて、内容が業務に活かせるかどうかで、話を聴こうとします。そこに、時代的な錯誤や、価値観の違いがでてくると、「この人は、いいことを言ってくれているが、いまの世代では合わない」といって聴く耳を持たなくなるのです。

彼らは、生まれたときから、パソコンがあり、携帯があった若者なのです。それが、入社してくる新人だけでなく、いわゆる若手社員の中にも、その世代が多くなりました。OJT指導員研修などでも、講師の方が「ゆとり教育世代の特徴」とかを披露されても、もう指導員自体が「ゆとり世代」なのです。彼らにとっては、同じ「ゆとり世代」で、今年の新人はどう違うのかを知りたいのです。

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2014年4月 5日 (土)

今年の新人は自動ブレーキ型?

毎年恒例となっている「今年の新入社員の特徴」を、公益財団法人日本生産性本部の「職業のあり方研究会」が、2014年度の新人のタイプを「自動ブレーキ型」と名付け、先月26日に公表しました。名づけの理由は「(ネットなどでの)情報収集能力にたけ、頭の回転が速い」「高感度センサーで障害物を敏感に察知し、事故を未然に回避する自動ブレーキをほうふつとさせる」からだそうです。

その半面「人を傷つけない安心感はあるが、どこか馬力不足」で、「どんな環境でも自在に運転できるようになるには、高感度センサーを活用した開発(指導、育成)が必要」と指摘しています。分析の背景について、長時間労働などを強いると指摘される“ブラック企業”への防衛策なのでしょうか、同本部の担当者は「危ない企業を避けるために、情報収集に熱心にならざるを得ない部分があったのでは」と解説しています。

確かに、「自動ブレーキ装置」というのは、自動車のCMで、最近、よく見るようになりました。車もかつては野性的なパワーを競ったものですが、昨今は、ハイブリッド等の省エネタイプや安全のための自動制御能力がセールスポイントとなっています。しかし上の世代からすればいささか物足りない印象を持つのは当然で、新入社員にとっても、失敗を恐れずに「あたってくだけろ」の精神で、それこそ「パワー全開」で、突っ走って欲しいとの声もあります。

毎年公表される、この「今年の新入社員のタイプ」ですが、毎年「タイプ」の名称は変わっても、傾向として、「情報収集能力に長けるが、自分で考え、行動することができない」など、ゆとり世代、さとり世代の特徴がでているように思います。新入社員の皆さんには、背伸びをせずに、ローリスク・ローリターンの安全運転もいいのですが、リスクを恐れずに、前向きに挑戦する「失敗から学ぶ」経験もしてほしいです。

もちろん、受け入れ側の私たち研修担当としては、彼ら彼女らを、このようなタイプだと決めつけることもありません。ましてや、導入研修も始まったばかりですし、全員が「パワー全開」で、突っ走れるよう、マインドづくりにベストを尽くしたいです。

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