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2014年3月 1日 (土)

タワーゲーム

チームビルディング研修等のワークに「新聞紙タワー」というゲームがあります。チームに分かれ、新聞紙を使ってタワーを作り、他のチームと高さを競うゲームです。通常、5人1グループになり、新聞紙(全紙見開きサイズ)を1人1枚配り、ノリやテープを使わず、計5枚の新聞紙だけを使ってできるだけ高いタワーを作ります。制限時間は約20分程度です。

新聞紙の代わりに、ストローを使う「ストロータワー」も趣旨は同様です。こちらは、ジュースを飲むときに使うストローを50本ぐらいとハサミを使い、自立させることを前提に、出来るだけ背の高いタワーをチーム対抗で作るゲームです。いずれも簡単そうなゲームですが、高さを出すために、頭をフルに使わなければ勝つことができない、知的遊びにふさわしいゲームです。中には2メートルにもなるタワーを自立させることもできます。

チームビルディングにおける「分業」や「意思決定」の視点からいうと、メンバー全員が同じ方向を向き、一人一人の協働意欲やモチベーションを高め、メンバー同士の相乗効果でパフォーマンスを向上することを短時間で体験しようとするものです。ただ、最近の若い人のタワーゲームの取り組み方をみていると、タワーの基礎づくりに時間をかけすぎる傾向があります。

というのは、新聞紙やストローでタワーを作るには、未経験のことですから、「やってみないと分からない」のに、新聞紙やストローを無駄にしないかなど、「失敗しないか」が先にきて、慎重になっているから「基礎づくり」に重点を置くわけです。まず、できるだけ高いタワーを作ってから、それを支える基礎をどうするか考えればいいと思うのですが、「ます、やってみる」という行動が伴わないのです。

もちろん、誰がリーダーシップをとるのか、引っ込み思案の人は、どのように参画するのか等、興味のあるところですが、若い人なりの発想に期待しても、結局は、時間切れで、肝心のタワーが完成しないで終わるチームが多い場合があります。できなくても「ああ、面白かった」で終わるようだと、チームビルディングのキモといった気づきは得られないのではないでしょうか?

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