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2014年3月 8日 (土)

サービス満点のオーケストラ

オーケストラといってもジャズ・オーケストラの話です。この週末に、上野の東京文化会館に「マンハッタン・ジャズ・オーケストラ(MJO)」の演奏を聴きに行ってきました。毎年のように来日するMJOの人気の秘密は何だろうと思い、S席を奮発して、多くのジャズファンに紛れて鑑賞してきました。

このオーケストラの編成は、オーソドックスなビッグバンドの編成と異なり、4トランペット、4トロンボーン、2サックス、2フレンチホルン、ベース・クラリネット、チューバ、ピアノ、ベースから成り、ギル・エバンス・オーケストラに似ています。リーダーのデビッド・マシューズは、天才アレンジャーといわれ、ローリング・ストーンズやマイルス・デービスなど、往年の名曲のアレンジを手掛けてきました。

通常、ビッグバンドでは、指揮者の代わりにドラムやコンサートマスターがリズムを合わせることが多いのですが、それ以上にメンバー同士の息の合ったチームワークが重要視されます。彼らの場合は、リーダーのデビッド・マシューズがMCとピアノを少し担当していました。彼のMCは秀逸で、驚いたことに、ほとんどの説明が日本語で、サービス精神旺盛です。

彼自身の説明では「郷に入れば郷に従え」で、マンハッタンで3年間、ベルリッツに通って日本語を勉強したとのこと。それに、メンバーの紹介時や演奏の途中で、観客の拍手に合わせて、日本的なお辞儀を一人ひとりがするのです。逆に日本の演奏家たちが、欧米に行ったとき、彼らに真似て、手を振ったり、にこやかに拍手に応えられるでしょうか?

彼のバンドが、通常の編成と違うといいましたが、センスが冴えわたるアレンジとともに、どの曲にも、メンバー全員に出番を与えているのです。私たち企業などの組織のリーダーに求められるチーム作りに共通なものがあるように思いました。休憩を挟んで2時間の演奏中、自分が目立つことを避け、あくまでメンバーに視線が集まるようにしていたのです。

フィナーレでは、メンバーの一人のトランぺッターが客席に降り立ち、客席を回りながら、吹奏するサービスぶりに、観客は拍手喝采で、誰もが笑顔、笑顔でした。他の国に行っても「郷に入れば郷に従え」で同様のサービスをしていると、容易に想像できるほど、期待以上の演奏会でした。

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