« 反転授業 | トップページ | アンケート結果 »

2014年2月 1日 (土)

グローバル人材2

文部科学省のデータ(2010年度)では、日本から海外に出る留学生は、5万8千人で、2004年の8万3千人をピークに年々減少化傾向にあるといいます。ちなみに、海外からの留学生の受け入れは13万7千人とのこと。しかし、海外への留学は、ICU+国立7大学では、逆に増加していると、ICUの日比谷学長が最近のテレビ番組で話されていました。

そのテレビ番組で、街中で、海外留学経験のある若い人たちをインタビューしていましたが、ほとんどの人が、もっと自分を主張しないといけない、と思ったと答えていました。どうやら、グローバルで活躍するには、自分を認めてもらうために、自己主張することが必要という結論付けをされているようでした。

確かに、<謙遜>を重んじる文化の日本人は、自分の思っていることをはっきりと言えないという傾向があります。(財)日本青少年研究所の調査資料でも、「自分は価値のある人間と思うか」という質問に対して、「全くそうだ」と答えた高校生は、日本7.5%、米国57.2%、中国42,2%、韓国20.2%で、「まあそうだ」と肯定的に捉えた回答を加えると、日本36.1%、米国89.1%、中国87.7%、韓国75.1%と、その差は歴然としています。

ただ、グローバル人材というなら、自己主張も結構ですが、異文化を尊重して、受け入れるために、まずは、相手理解が必要です。自分はこう思うだけでなく、相手の意見も聞き入れてこそ、自己主張の意味があるのだと思います。外国語をマスターするにもヒアリングが重要だといわれますが、このヒアリングは、聞き流すことではなく、相手の言わんとするところに対応することではないでしょうか?

異文化コミュニケーションでも、異質な人と出会うことで、相手の背景を含めて、何が求められているかを理解して、議論できてこそ、多様化を理解しているといえます。グローバル人材になるためには、基本的に「相手理解」の要素を持ち合わせていることが必須であり、その観点からすると、「グローバル人材の育成」よりも「グローバル人材の発掘」が必要だといわれています。

|

« 反転授業 | トップページ | アンケート結果 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/172484/59049221

この記事へのトラックバック一覧です: グローバル人材2:

« 反転授業 | トップページ | アンケート結果 »