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2014年2月22日 (土)

オリンピックの過熱報道

ソチのオリンピックはまもなく終了しますが、毎度のことながら、オリンピックのマスコミ報道の過熱ぶりは困ったものです。テレビなどは、どの局も同じような場面を、何度も何度も報道します。おかしいと思うのは、参加する他国の選手たちの厳しい練習ぶりや動向など調べもしないで、自国の選手だけを持ち上げ、事前にメダル確実とか、勝手に報道していることです。

挙句の果てには、メダルを取れなかった女子選手には、「マスコミの過剰報道のプレッシャーにつぶされたので可愛そう」といって同情を煽る始末です。確かに、オリンピックは4年に1度の大会で、年に何度もチャンスがあるワールドカップと違い、今回限りという思いもあるのでしょう。でも、それでもメダルを取る人がいるのは、どこが違うのでしょうか?

他方、「マスコミの過熱報道は当たり前で、選手はそのくらいの報道を覚悟してほしい」という意見もあります。実際オリンピック選手に選ばれたあとは、早くから現地入りしていて、インタビューや練習の撮影は禁止されています。それに海外遠征や合宿で放送をみる時間もないようで「マスコミ報道は負担にならない」というのです。そもそもオリンピックを目指したのは、子供のころに見た報道がきっかけだったはずで、当たり前のことなのかも知れません。

それにしても、欧州サッカーリーグ、野球のメジャーリーグなど、自国のスポーツ選手ばかりを過熱報道する国は、日本、韓国、中国、北朝鮮だけらしく、国際的な権威やブランドに弱い割には、実際に他国のだれが優勝しようと負けようと大した興味はないのです。欧米諸国では、「実際、ほとんどの人にとっては、家族や知り合いが出ているわけではないので、試合をみていて、そんなに興奮しない」というので、大部分の聴衆者は結構クールに見ているのです。

現に私の知り合いがアメリカに留学しいていて、その友達が、急に「明日からにオリンピックに行く」というまで、そのことを知らなかったというのです。マスコミの過熱報道も問題ですが、情報の受け手としての私たちが、普段はグローバルなどと言っているくせに、そんな過熱報道に疑問を感じないのは、国際感覚が、まだまだ養われていない証拠なのでしょうか?

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2014年2月15日 (土)

研修の実施時期

いままさに、大学受験のシーズンです。このところ週末に大雪になり、大学側は試験のスタート時間を遅らせるなど対処してくれていますが、受験生の方は、交通機関の確保など、精神的にも大変だったと思います。毎年のことですが、センター試験は、なぜか、天気に恵まれず、不思議でしたが、今年は、週末の受験日は、寒波に見舞われました。

私たちの研修も、今月は大変でした。全国から対象者を集める階層別研修は、急きょキャンセルしたり、延期せざるを得ませんでした。受講生本人も予定の変更など、大変ですが、私たち研修担当も、宿泊や会場の手配変更で、大わらわでした。講師の先生にも迷惑が掛からないよう、開催の可否を早めに決断する必要がありました。

雪のこともありますが、インフルエンザの流行も毎年この時期で、何もこの寒い2月に研修を企画しなくてもと思いますが、年間で平均的に実施している関係で、冬場の研修は、1月は年初でいろいろ行事があったり、3月は新卒社員を迎える準備がありますので、いきおい2月に集中しがちです。しかも、最近では、地方から集める研修は、研修後の土日を有効に使ってもらえるよう、研修は木金の週末を予定することが多くなりました。

お世話になっている研修会社のベンダーさんの話では、雪やインフルエンザの多い冬場の研修を、8月などの夏場に移行する企業が多くなっているとのことです。ただ、8月は、どうしてもお盆休みがあり、平常月より、少ない日程で行うことになり、ましてや、上述の木金を希望されると、講師の先生も日程が立て込んでいて、9月にずれ込むこともあるそうです。

私たちも、できることなら、2月は外したいと思うのですが、その場合、他の月に、その分負荷がかかりますので、いろいろ検討の結果、人数の多い一般社員の研修と、比較的人数の少ない管理職研修日程を入れ替えることにする予定です。これなら、宿泊や会場の手配変更も、そう負担ではなく、管理職ご自身も、この2月のような急変があっても、事態の呑み込みや対応が素早いと期待しています。

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2014年2月 8日 (土)

アンケート結果

研修効果の測定とまでは行かないのですが、通常、より良い研修を図るという目的で、研修の終了時に、受講生からアンケートを取ります。弊社の場合、3パターンあって、①研修終了時だけのもの、②事前アンケート+終了時アンケート、③事前アンケート+終了時アンケート+事後アンケートで、研修内容によって使いわけています。

事前アンケートというのは、事前課題に該当するもので、今回の研修を受けるに当たって、本人の課題や研修に対する期待内容を書いてもらいます。研修終了には、それらの項目に連動して気づきや課題の解決に導かれたか、今後の行動を具体的に記入してもらいます。事後アンケートは、その後、数か月経過した時点で、実際の業務に活かされているかを問うことでフォローしています。

研修の終了時アンケートでは、研修内容全般についての評価 (自分の職務への有効性も含めて)と講師についての評価 (研修の進めかた・話し方など)も加わっています。前者は私たち研修担当への回答と受け取っています。後者は講師の先生への評価で、いずれも5点満点で、その採点理由も具体的に記述してもらっています。

平均点でいえば、どちらも4.0以上が求められるところですが、中には、4.78といった、ほとんど満点に近い評価を得る時があります。ただ、たいていの場合、極端に低い評価をする方が一人か二人はいるもので、その扱いには慎重にならざるを得ません。というのも、具体的にあげられた理由によっては、真摯に耳を傾けて、改善に努める必要があるからです。

講師の先生の中には、大勢の中の少数意見だとして、無視する方もおられます。たとえば、年齢が高いというだけで、価値観が違うと書かれた場合などが該当します。ならば、それをカバーするために、コンテンツを代えるとか、研修の流れの組み立てを変えるとか、デリバリーの方法に工夫を凝らすとか、してほしいのですが、いっさいお構いなしです。これでは、いつまでたっても、平行線をたどるだけで、また、低い評価がでてきて当然だと思います。

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2014年2月 1日 (土)

グローバル人材2

文部科学省のデータ(2010年度)では、日本から海外に出る留学生は、5万8千人で、2004年の8万3千人をピークに年々減少化傾向にあるといいます。ちなみに、海外からの留学生の受け入れは13万7千人とのこと。しかし、海外への留学は、ICU+国立7大学では、逆に増加していると、ICUの日比谷学長が最近のテレビ番組で話されていました。

そのテレビ番組で、街中で、海外留学経験のある若い人たちをインタビューしていましたが、ほとんどの人が、もっと自分を主張しないといけない、と思ったと答えていました。どうやら、グローバルで活躍するには、自分を認めてもらうために、自己主張することが必要という結論付けをされているようでした。

確かに、<謙遜>を重んじる文化の日本人は、自分の思っていることをはっきりと言えないという傾向があります。(財)日本青少年研究所の調査資料でも、「自分は価値のある人間と思うか」という質問に対して、「全くそうだ」と答えた高校生は、日本7.5%、米国57.2%、中国42,2%、韓国20.2%で、「まあそうだ」と肯定的に捉えた回答を加えると、日本36.1%、米国89.1%、中国87.7%、韓国75.1%と、その差は歴然としています。

ただ、グローバル人材というなら、自己主張も結構ですが、異文化を尊重して、受け入れるために、まずは、相手理解が必要です。自分はこう思うだけでなく、相手の意見も聞き入れてこそ、自己主張の意味があるのだと思います。外国語をマスターするにもヒアリングが重要だといわれますが、このヒアリングは、聞き流すことではなく、相手の言わんとするところに対応することではないでしょうか?

異文化コミュニケーションでも、異質な人と出会うことで、相手の背景を含めて、何が求められているかを理解して、議論できてこそ、多様化を理解しているといえます。グローバル人材になるためには、基本的に「相手理解」の要素を持ち合わせていることが必須であり、その観点からすると、「グローバル人材の育成」よりも「グローバル人材の発掘」が必要だといわれています。

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