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2013年10月26日 (土)

めんどうな仕事

社内でも、ちょっと手間のかかる仕事を頼むと、「めんどくさい」といって嫌がる人がいます。手間暇かけないで済む作業なら誰でもできるわけで、むしろ「めんどくさい」ことをするのが仕事ではないでしょうか?めんどうな仕事は、他人がやりたがらないから、仕事として存在しているのかも知れません。

外部の先生でも、とても丁寧で、真心のこもった仕事をされる方もおられます。たとえば、事前課題として、各自が抱える問題点とか、今回の研修で習得したい点など参加者全員から集めたら、一覧表にまとめて、研修当日に配布して、参加者全員と共有しながら講義されるので、とても臨場感があり、業務に活かせる研修になります。

また、あるインストラクションスキルを教えていただいている先生は、各人の強み弱みを全員から聞き出し、それを記録しておいて、各人の発表に合わせ、個人個人にあったコメントをします。そして、もう一度、発表の機会を設け、今後に向けて上達のアドバイスをくれます。さらに、終了後、個人別コメントとして、報告をいただきます。

ときに、ベンダーさんの営業の方の、手間を惜しまないフィードバックに感心することがあります。たとえば、その会社の公開セミナーに派遣した参加者の受講時アンケートを毎回送ってくれることです。アンケートはデータでないので、コピーをして郵送してくれるのです。社内でもモニターはしていますが、比較できるのでとても参考になります。

めんどうな仕事は、好き嫌いで判断できるものでも、得手不得手で決められるものでもありません。仕事に自己満足を求める人も多いようですが、もともと仕事というのは、他人を満足させることにあるのだと思います。何事にも、面倒がらず、手間を惜しまないから、こうして仕事をもらえているのではないでしょうか?

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2013年10月19日 (土)

漱石に学ぶ、若者の能力の引き出し方

夏目漱石といえば、「吾輩は猫である」「坊ちゃん」「虞美人草」「三四郎」「こころ」などの著書から、誰もが認める名だたる文豪で、近寄りがたいイメージがありますが、実際は、作家志望の学生たちの面倒見がよかったように、若者の能力の引き出し方に長けていて、とても気さくなキャラであったと云われています。

正岡子規と出会った帝国大学(現在の東京大学)の英文科を出て、松山で中学講師、熊本で高校講師を務めたあと、公費でイギリスへ留学、帰国後、後の東京帝国大学(現、東京大学)で英文学を講じる傍ら、「吾輩は猫である」を雑誌に発表、これが評判になり、「坊ちゃん」を書いたと云われています。

猫を擬人化したり、破天荒な先生を題材にした、視野の広い発想は、この経歴がなせることかも知れません。それに、教師という職業には疑問を感じていたようで、あの時代にすでに、「教師は必ずしも生徒より偉いわけではない」「誤ったことを教える場合もあり、それに生徒は抗弁すべき」「教師と生徒は対等である」といっていたそうです。

また、「教師は生徒に対し、鋭い観察をもって見守り、能力を引き出すべき」「教師は指導者でなく、理解者であれ」といったとされており、学生に対峙しても、自分ばかりが話すのではなく、聞いていることの方が多く、疑問を投げかけられた場合には、その個人に合った的確なアドバイスを与えていたというのです。

翻って、いまの講師と受講生の関係をみてみると、果たして、どれだけの講師の方が、受講生に対して、「鋭い観察をもって見守り、能力を引き出すべき」研修をしていただいているのか、考えてしまいます。ややもすると「教えてやっている」という感覚が前面に出て、決して「講師と受講生は対等である」とは云い切れないのでは、と思います。

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2013年10月 5日 (土)

悪ふざけ投稿

コンビニやファミレスなどのアルバイト店員たちの「何も考えない悪ふざけ」がインターネットに投稿されるという問題が相次いでいます。これだけ社会問題になっていて、直ぐにバレ、しかも解雇や店舗閉鎖、損害賠償の話が出ているのになぜ同じことをするのでしょうか・・・。

ある調査で、全国の大学生と専門学校生200人にアンケートをとったところ、このような「悪ふざけ」は75%が「あってはならないこと」と答える一方、2%が「面白い」、9%が「騒ぐほどの問題ではない」と、1割以上が容認姿勢を見せたというのです。

「悪ふざけ」する輩は、昔もいたように思います。ただ、ネットを利用しての投稿といった時代ではなかったから、このように社会問題にはならなかったのかも知れません。いまどきの「悪ふざけ投稿」する彼らは、仲間に笑ってほしいという「軽薄な自己顕示欲」が強い一方、ネット空間が「社会に直結しているという認識」が欠如しているのかも知れません。

そもそも勤務時間中の悪ふざけや携帯の私的利用は、ほとんどの企業で禁止されています。それでもこうした写真投稿が後を絶たないのは「社会的制裁など結果の重大性が認識されていない」ということでしょう。

弊社の内定者研修では、「入社式までに身につける100か条」の中にある、「入社式や新人研修のことをつぶやくな」の項で、「会社を代表した声と取られるから」、「会社のイメージを崩してしまうから」、「規律違反とみなされるから」など、理由をあげて、注意を促してきました。

今年は、これに加え、「ネット上では、軽い気持ちで投稿した画像や発言などの不適切な書き込みは、冗談であっても罪に問われる可能性がある」ということも含め、ネット利用のマナー向上や情報モラルの徹底に向けた指導が、より必要になるかと思います。

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