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2013年9月28日 (土)

さとり世代

若手社員に対する理解について、「ゆとり世代」は云々とよく教わったのですが、最近は、「さとり世代」の若者の特徴などが、研修の講義の中で、しばしば登場するようになりました。「さとり世代」というのは、日経新聞の記者だった山岡拓氏の著書になる『欲しがらない若者たち』をテーマにしたネットのスレッドから生まれた造語のようです。

ゆとり世代は、ご承知のように、2002年度に行われた学習指導要領による「ゆとり教育」を受けた世代で、幼少期が情報化社会の成長時期にあたるために、携帯端末などの通信機器が手放せない特徴があるといわれています。

「さとり世代」は、いわゆる平成生まれで、ゆとり世代の次にあたると言われている世代で、草食系ともよばれている彼らは、ガツガツと自己顕示欲を露わにしたりせず、与えられた環境で、あるがままの自分に満足している傾向があるそうです。

現在の10代後半から20代半ばまでの若者のほとんどが、スマートフォンを持ち、おしゃれを楽しんでいるのを見て、「若者が贅沢をしている」と思うかも知れませんが、それは贅沢とは違い、自分にとって無駄なことをしていないからなのです。

こんな彼らも、仕事で見ていると、会社では「早く、一人前になりたい」、「早く、自分が必要とされる存在になりたい」、「早く、周りから認められたい」といった成長意欲は十分に感じとれます。「早く」というのが、やや性急に思えるのですが、ネット世代ですから、「早く」答えを出したいのかも知れません。

私たちの古い世代が、若い世代の傾向を知って、理解に努めるように、彼らにも「団塊世代」や「バブル世代」を理解してもらいたいのですが、これとて、彼らにとっては、「無駄なことはしない」ライフスタイルからすると、意味がないことなのでしょうか?

世代の違いは時代背景の影響で、考え方に違いが出ることもありますが、お互いを尊重して、人と接するときに相手の世代に関する特徴を知れば、上手なコミュニケーションが取れやすくなるではないでしょうか?

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2013年9月 7日 (土)

エスカレーターの乗り方

駅のエスカレーターで「片側を開けて、急ぐ人が歩く」というのが、都市部では常識化していますが、東京と大阪ではエスカレーターの乗り方が違うことをご存じでしょうか?東京では左側に立ち、大阪では右に立つのです。大阪の人に、「なぜ、大阪では右に立つのですか?」と訊いても、逆に「じゃあ、東京では、なぜ、左側にたっているのですか?」と聞かれる始末です。

マクドナルドの略称も、東京では「マック」とうのに大阪では「マクド」というのと同じで、なぜ、このような違いがあるのか不思議です。「ところてんのたれ」は酢醤油と黒蜜、「ウナギのさばき方」は背開きと腹開き、「お雑煮に入れる餅の形」は角餅と丸餅、などの食文化の違いは、歴史的な背景から説明はつくのですが、エスカレーターの乗り方も興味のあるところです。

エスカレーターの乗り方は、東京は「左立ち(右開け)」で大阪は「右立ち(左開け)」なら、関東と関西とではどうでしょうか?同じ違いがあるだとすると、どこが、境目なのか、その疑問に応えるべく、詳しく調べた人がいます。この調査によると、関西でも、大阪・神戸は「右立ち」ですが、京都は「左立ち」で、一部の例外を除き、京都以東は東京と同じ「左立ち」だそうです。

「左立ち」「右立ち」の片側を開ける習慣の始まりは、どうやら1970年の大阪万国博覧会からのようです。当時はまだエスカレーターが珍しく、開催地大阪で、外国人がいっぱい来たので、欧米にならい、右に立って、急ぐ人のために左を開けたようです。だから大阪は「右立ち」で、その後、全国に普及したときには、道路と同じ右から抜く方式が一般化したとされています。

そもそも、エスカレーターは歩くものではなかったはずで、(社)日本エスカレーター協会によると、「エスカレーターは本来、歩く前提で設計されておらず、利用者が片側に立ってしまうとバランスを崩す場合があり危険」とされ、歩行中の事故のことも考え、最近では歩行禁止の呼びかけも始まっているものの、この「片側開け」の流れはどうも止められそうもありません。

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