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2013年8月 3日 (土)

虹の色

皆さんに「虹の色は何色ですか?」とお聞きしたら、きっと、十人中十人までが「七色」とお答えになるでしょう。では、「どうして七色ですか?」とお伺いしたら、どうお答えされますか?「そんなもの七色に決まっている」「小学生の頃からそう教わって来た」「世間一般、七色の虹というではないか」などと、お答えになりますか?

私たちは、虹は七つの色だと思っています。レインボーカラーと云えば七色、それが常識。絵で虹色の配色をするとき、上から順番に「せき・とう・おう・りょく・せい・らん・し(赤橙黄緑青藍紫)」と赤が上で紫が一番下と記憶したりしました。子どもの頃、絵本などで、この配色で美しい虹を見たことでしょう。

では、伺いますが、日本でなく、外国で、「虹の色は何色?」と聞いたことがありますか?実は、アメリカやイギリスでは一般的に6色、ドイツやフランスでは5色、と答える人が多いと聞きます。どうやら、これは虹の色が「赤から紫まで」きっぱりと分かれているのではなく、連続的に色が変化していることから、その国々での見方が違うようです。

この性質から、虹色の旗は「多様性」「共存」という意味合いがあり、たとえばセクシュアリティのLGBTの象徴として用いられている「虹色の旗(レインボーフラッグ)」は6色ですし、自転車レースの世界選手権の優勝者だけが着ることが許される「マイヨ・アルカンシェル(レインボージャージ)」の虹のデザインの色を数えてみると5色なのです。

虹は様々な色を含みますが、そのすべてが太陽の白色光から分かれたもので、各色の間に境界を引くこともできません。どうやら、虹の色が何色に見えるかは、科学の問題ではなく、文化の問題で、何色に見えるかではなく、何色と見るかということなのです。

私たちの「虹の色は七色」という常識は、私たちの文化内での常識であり、絶対的事実ではないようです。あなたは、実際、虹が出ている時、その色の数を数えたことがありますか?

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