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2013年8月31日 (土)

プレゼンテーション=プレゼント

先週のプレゼンテーション研修の中で、講師の先生が受講生に「そもそもプレゼンテーションって何ですか?」と尋ねられていました。あなたは、なぜプレゼンテーションを行うのですか?そして、どのようなプレゼンテーションができたら「成功!」と思えますか?

いざ「プレゼンテーションとは」と訊かれて、まず思い浮かべるものは、ビジネス場面での新しい商品企画の提案を社内やお客様に対して行うことや、建築設計や誘致活動のコンペの他、学会での研究発表や、学生さんが授業中に行う調べ学習などの課題発表などでしょう。

これらの目的は、報告であったり、説明であったり、説得であったりしますが、要は「あなたの伝えたい情報を相手に理解してもらい、何らかの行動を起こしてもらうためのもの」と定義づけられるのではないでしょうか?

この意味から、プレゼンテーションでの「失敗!」は、緊張してカミカミになることや、順番を間違えてしまうことや、手足がガクガク震えてしまうことではなく、「伝えたい相手に、伝えたいことが、伝わらずに終わる」ことで、自己満足型では、相手の期待を裏切ることになります。

そもそもプレゼンテーション<presentation>の語源はプレゼン<present>からきているもので、<present>の語源には、「pre=あらかじめ用意したもの」「sent=渡す、贈る」とする説があり、このことから「プレゼンテーション」を「プレゼント」に置き換えてみては如何でしょうか?

あなたが誰かに何かをプレゼントするとき、どのようなことをしますか?まずは、贈り物をするかどうか判断するでしょう。そして、品物選びも、相手の好みを第一優先にするでしょうし、贈る方法もあれこれ考えを巡らします。すべて相手の立場に立って考えるのではないでしょうか?

プレゼントを期待していない時は、いい驚きをもって迎えられますが、贈られても迷惑な品物もあります。プレゼントもプレゼンテーションも、あなたのメッセージが相手に受け入れられてこそ、意味があるのではないでしょうか?

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2013年8月24日 (土)

モバイル・ラーニング

このところ、スマートフォンやタブレット端末といった新しいモバイル端末が世の中を席巻しています。個人で所有されている方が多いと思いますが、ややもすると、ネットサーフィン専用機になっていたりしていませんか?実は私もそうだったのですが、最近はさまざまな企業がモバイル端末をビジネスで活用し始め、ちょっと気になりだしました。

それは、「モバイル・ラーニング」といって、マニュアル、カタログ、研修資料などの社内コンテンツを電子化し、スマートデバイス(タブレット等)やPCで参照できるサービスが増えて来つつあることです。例えば、進研ゼミを展開するベネッセが、タブレットを活用する通信教材を導入、紙テキストの副教材として使うことで、より効果的な通信教育を提案しています。

内定者向けの通信教材としてEラーニングは、それなりに活用はしていたのですが、考えてみれば、生まれたときから携帯やPCで育ってきたIT世代の若者にとっては、スマートフォンやタブレット端末の活用は、営業支援ツールとしてだけでなく、モバイル・ラーニングとして、研修受講の前後での学習が身近な存在になるような気がします。

営業部門においては、顧客訪問時の移動時間や待ち時間を有効活用するため、スマートフォン・タブレット端末を利用していますが、お客様とのコミュニケーションシーンに、動画を使って製品の説明をしたり、製品のカタログを表示したりとさまざまな活用がなされ、製造部門や保守部門でも、手順書や検査結果など、紙の代わりとして新しい活用が始まっています。

私たちにとっては、遠隔地同士での教育や、オンデマンドでオリジナルの教育コンテンツを提供することが可能になった今、こうしたメリットを活かしながら、ITやモバイル・ラーニングの発展が、一体、企業の教育や、組織のあり方にどのような影響をもたらすのか、これらのツールに振り回されることなく、本質的な変化も見極めていかねばならないと思います。

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2013年8月17日 (土)

人の名前を覚える

人の顔と名前、住所(町名まで)やその他プロファイルを覚えることが異常に得意な人がいます。
学生時代、一カ月もしないうちに、クラスメイトの顔とフルネームが一致する人がいました。中には、その人の名前はもちろん、その人の子供の名前や年齢、聞いていれば誕生日もきちんと覚えている人もいます。

ビジネスでは人の顔と名前をきちんと覚えることは大切ですが、あるネットリサーチの調査では、「初対面の人の顔と名前を覚えるのは得意ですか?」という問いに対し、得意な人は、わずか 13%であったのに対し、実に7割以上の人が「得意でない」とお答え、なんとか覚えようと頑張っています。

人の名前を覚えるのが得意という人に、覚えるためのコツを聞いてみると、「イメージで関連づけ」「フルネームで呼ぶ」「名前を何度も呼ぶ」「相手の名前に関する話をする」という一般的なスキルの他に、「人の顔をよく見ているから人の顔を覚えられる」とのことです。人の顔をよく見るということは、人がもともと持っている、顔を認識するという能力を鍛えることなのでしょうね。

人間というものは、己の名前に並々ならぬ関心を持つらしい。「人を動かす」のデール・カーネギーも、「友達や取引関係者の名を尊重するのが成功の秘訣だった。」と云っています。自分の名前を覚えていて、それを呼んでくれるということは、まことに気分のいいもので、つまらないお世辞よりも、よほど効果があります。

ある研修会社は、依頼した研修には、必ず卓上名札の用意を依頼してきて、講師の先生が、受講生の名前を呼ぶようにしています。ただ、これは、その場かぎりの対策で、名前と顔を一致させるためではありません。もっとも、研修の途中で席替えをしても、顔を見て名前を呼べる先生もいらっしゃいます。やはり人に興味を持つ、持たないで違うのでしょうか?

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2013年8月 3日 (土)

虹の色

皆さんに「虹の色は何色ですか?」とお聞きしたら、きっと、十人中十人までが「七色」とお答えになるでしょう。では、「どうして七色ですか?」とお伺いしたら、どうお答えされますか?「そんなもの七色に決まっている」「小学生の頃からそう教わって来た」「世間一般、七色の虹というではないか」などと、お答えになりますか?

私たちは、虹は七つの色だと思っています。レインボーカラーと云えば七色、それが常識。絵で虹色の配色をするとき、上から順番に「せき・とう・おう・りょく・せい・らん・し(赤橙黄緑青藍紫)」と赤が上で紫が一番下と記憶したりしました。子どもの頃、絵本などで、この配色で美しい虹を見たことでしょう。

では、伺いますが、日本でなく、外国で、「虹の色は何色?」と聞いたことがありますか?実は、アメリカやイギリスでは一般的に6色、ドイツやフランスでは5色、と答える人が多いと聞きます。どうやら、これは虹の色が「赤から紫まで」きっぱりと分かれているのではなく、連続的に色が変化していることから、その国々での見方が違うようです。

この性質から、虹色の旗は「多様性」「共存」という意味合いがあり、たとえばセクシュアリティのLGBTの象徴として用いられている「虹色の旗(レインボーフラッグ)」は6色ですし、自転車レースの世界選手権の優勝者だけが着ることが許される「マイヨ・アルカンシェル(レインボージャージ)」の虹のデザインの色を数えてみると5色なのです。

虹は様々な色を含みますが、そのすべてが太陽の白色光から分かれたもので、各色の間に境界を引くこともできません。どうやら、虹の色が何色に見えるかは、科学の問題ではなく、文化の問題で、何色に見えるかではなく、何色と見るかということなのです。

私たちの「虹の色は七色」という常識は、私たちの文化内での常識であり、絶対的事実ではないようです。あなたは、実際、虹が出ている時、その色の数を数えたことがありますか?

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