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2013年5月25日 (土)

女性リーダーの必要性

女性の就業率が年々増えていることは前にお話ししました。内閣府編「男女共同参画白書」によれば、日本も欧米の45%~48%に引けを取らず、内閣府編「男女共同参画白書」によれば42.7%と何ら変わりはありません。

ただ、管理職(管理的職業の従事者の女性の割合)となると、アメリカ42.7%、ドイツ37.8%、イギリス34.6%、イタリア32.2%などに比べ、残念ながら日本は11.5%と明らかに低いのが現状です。手元に統計資料はありませんが、同じ管理職でもトップリーダーとなると、もっと数字が低く、ほんの一握りの方たちではないでしょうか?

男女共同参画社会といっても、欧米諸国のように、子育てしながら働き続けられる条件整備や家族政策が取られていないこともあり、日本の現実は厳しいといわれていますが、そもそも、日本の企業に、女性のトップリーダーを育てる覚悟があるとは思えません。

最近、「女子力」という言葉をよく耳にしますが、景気を左右するといわれる個人消費にいたっては、女性が大半を占める世の中なのに、商品開発などは女性の視点が企業の業績に直結するはずなのに、私たちの会社でも、ほとんど女性が参画していません。

女性の存在が組織の変革を促す場合もあると思います。いわゆる男社会では、リーダーは自信があるのか、若い人や女性の意見を聞かず、過去の成功体験や自分の思い込みでことを進めがちです。そのような環境に女性リーダーが加わることで、きっと、業績向上の新たな視点が生まれてくるのではないでしょうか。

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2013年5月18日 (土)

研修も、愛と理解と調和

「戦争と平和」などで知られるロシアのレフ・トルストイは、偉大な作家・宗教家であるとともに教育家であったようです。伝記によると「知識を詰め込むことを優先する教育に反対し、子どもたちが自ら問題意識を持てるよう手助けすることが教育の本質であると考えヤースナヤ・ポリャーナに農民の子どもたちの学校を建てて実践した」とあります。

むかし読んだ参考本、確か「愛と微笑みのパッション」というタイトルだったと思いますが、中身は、トルストイ精神「愛と理解と調和」を信念とする人々が集まり、人間愛と自然との調和を目指す物語でした。思うに私たちの教育も、彼の教育観に共感するところがあります。

というのは、最近、研修でよく出てくる「相手理解」という言葉ですが、コミュニケーションの基本は「相手理解」といっても、理解することが端から無理であったり、また、その必要性を感じない人もいます。自分の主張を通すために「相手理解」が必要といっても、交渉のツールにするようでは、いい結果をもたらすものと思えません。

そもそも、他人や隣人を愛する「人間愛」があってこそ、「相手理解」が生じるのであり、人に興味があるなしに関わらず、他人を愛することが出来る人だけが、相手を理解できるのではないでしょうか?教育は、「その人の持てる潜在能力を引き出すこと」にあると言われますが、これも「人間愛」がなければ、本気で「引き出す」ことは難しいでしょう。

「人間愛」があって、「相手理解」に努めるなら、それを受け人も、「周りとの調和」を心がけることが出来るように思います。だとしたら、研修も「愛と理解と調和」と言えるのではないでしょうか?

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2013年5月11日 (土)

OJTトレーナー研修

新人の指導する係の人を「OJTトレーナー」とか「職場指導員」と呼び、マンツーマンで新人の面倒を見ます。これは、仕事上の知識の指導だけでなく、態度面の指導も含まれますので、最近の新卒の若者の傾向を踏まえて、指導しなければなりません。

指導する人は、自分の仕事を抱えながら、新人の育成に時間を割いて、面倒を見なければならず、簡単ではありません。職種によっても違うと思いますが、一般的に、新人の指導にさける時間は、全体の20%から30%といわれています。一方、新人としては、指導してくれている先輩が、どんな仕事の苦労を抱えているとは知る由もないので、先輩は、新人を育てるために70%~80%の時間を割いて、指導してくれるものと思いがちです。

この点は、最初に伝えておかないと、あとで、先輩はあまり自分の面倒を見てくれず、放っておかれたと言われます。ですから、指導を引き受けた時点で、自分が割ける時間は何%だと、新人に、はっきりと、前以って伝えておく必要があります。

また、いまの若者は、答えを欲しがる携帯世代ですので、仕事には、すべて正解があるものだと思っていたり、学生時代に経験したファーストフードなどマニュアル通りすることが仕事だと考えていますので、会社の仕事もすべてマニュアルがあると思っています。マニュアルがなく、自分で考えてする仕事が大半であることも最初に知らせておく必要があります。

OJTトレーナー研修では、このような新人を育てることの大変さを思い知らされるのですが、思い起こせば、自分が新人のとき、育ててくれた先輩のありがたさが身に染みて分かりますし、新人の育成を任されることで、成長するのは、新人よりも、むしろ自分であることに気が付くと思います。

外部講師の先生から、「研修のたびに受講生から教えられることがある」という話を、よく聞きますが、OJTトレーナーも、苦労して新人を教えることで、自分も学ぶことになるのでしょうか?

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