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2013年1月26日 (土)

ワーク・モチベーション

モチベーション(motivation)という言葉は、いまや、スポーツ、ビジネス、カウンセリングの分野で多く用いられるようになりました。「新人はモチベーションが高い」とか「今日はモチベーションが上がらない」など、一般的には、動機の結果として現れる意欲(=仕事を頑張りたいという気持ち)の方を、ワーク・モチベーションと表現しているようです。

心理学では、この動機づけを、金銭的報酬や他人からの称賛などの「外発的誘因」と仕事の達成感や仕事自体の楽しみなどの「内発的誘因」とにわけて考えられています。つまり、報酬や称賛を目指して人ががんばる姿を「外発的モチベーション」といい、達成感や自己実現など、人が突き動かされる状態を「内発的モチベーション」というそうです。

新人の扱い方に関して、OJTメンターの研修などでは、「職場指導者のメンターも、自分の仕事が忙しくて、そうそう時間を新人に割いてあげることができない」なら、彼らの「内発的モチベーション」に頼らざるを得ない」わけで、そのモチベーションが持続するのは、一般的に入社後3ヶ月と云われます。

確かに、やる気満々で、何かにトライしようとしても、その達成するゴールがなかなか見えない場合は、やる気は自然消滅していきます。卑近な例で、英語の教材や、ダイエットのカリキュラムもおおむね3ヶ月、健康食品もお試し期間は、どれも3ヶ月になっているところを見ると、どうやら人間のモチベーション持続は、その程度らしいです。

ですから、新人さんに対して、日頃の声掛けはもちろん、仕事を通じて、報告を求めたり、連絡しあうことで、相談ごとを持ち掛けやすい環境を作っていく必要があります。それにも増して新人のモチベーションを上げるには、自分自身がモチベーションを上げていないとできないと思います。

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2013年1月19日 (土)

女性の登用

最近、日本経済新聞に掲載された「増えぬ なでしこ管理職」という記事が、ダイバーシティ推進関係者の間で話題になっていると聞きます。「日本の全就業者に占める働く女性の比率は42%強で、45%前後の欧米各国と比べて遜色ないが、管理職となると12%止まりで、30%を超える欧米との差が埋まらない。」というものです。

なぜ「なぜしこ管理職」というのか説明はありませんが、「なでしこ」という表現を使うこと自体、世間は、女性の活用を本気で考えていないように思えます。「グローバル人材」の育成というなら、私たちは、女性管理職の登用において、むしろ「ダイバーシティ」という言葉を、「女性の活用」や「女性の登用」として使っています。

「商品購入を決めるのは大多数が女性であり、商品の企画や開発に、女性のアイデアを取り入れることは企業の競争力につながる」ことは分かっていても、なぜか女性の登用が進みません。弊社の場合、採用時は、女性比率が高い方で、ここ数年、男性50%女性50%できていますが、やはり女性の管理職となると、やっと10%を超えたところです。

理由はいろいろあります。管理職となると、まだまだ、年配の方が多く、がんばる女性も多いけれど、家庭を抱える女性に負担が偏りがちになります。最近では、産休や育児休暇の取得制度が完備されて、結婚しても仕事を続ける女性が多くなったものの、上を見ても女性の管理職が少ないので、ロールモデルもなく、相談する人がいなかったりします。

外資系企業は、多いかと思われがちですが、日本法人の外資では、20%前後と聞いています。欧州では、一定比率の女性の登用を義務付ける割当制(クオータ制)が目につきますが、経済同友会のアンケートでは15%の企業が「自主的な数値目標を設けている」と回答。一方で「男女関係なく実力主義で登用している」と数値目標に慎重な企業も多いことも事実で、まだまだの感があります。

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2013年1月 5日 (土)

一年の計は元旦にあり

また、新しい年を迎えました。日本のお正月というのは、旧正月を祝うのではなく、毎年、年度の始まりに、各地で伝統行事があり、一家が集まり元旦を祝うという風習は、大みそかから元旦の間に、すべてが変わる意味合いがあり興味深いものがあります。こんなのは観念に過ぎないと思ってみても、これはもう、この国に生まれた者の宿命のようなものです。

大みそかは、テレビを見ていると若者向けのカウントダウンのイベントが盛大に行われていました。有名なところではニューヨークタイムズスクエアの年末カウントダウンイベントがあり毎年100万人もの観客が集まるといわれていますが、これとて日本の東芝がオフィシャルスポンサーで、たった一夜のお祭りにすぎません。

新しい年になりますと「一年の計は元旦にあり」といって、妙な改心が起こるのもこの時期の特徴で、正月が過ぎてしまうと、その決心がゆらいだりするのが難点ですが、そもそも、この諺は、毛利元就のことばから由来するものとも言われています。実際は、中国の『月令広義』の一節が語源になっているようです。 曰く「一日の計は朝にあり、一年の計は元旦にあり、十年の計は樹を植えるにあり、百年の計は子を教えるにあり。」  

この四句の二行目の句ですが、その言わんとするところは、究極、人間の一生の大事は、「子を教うることに尽きる」ということで、「着眼大局で見通した長期の計画も必要ではあるが、更に本当に大事なのは次代を担う人材を育てること」すなわち「教育こそ」が国家百年の計の礎である、という意味だそうです。「樹を植えること」より、「人を植えること」の難しさを説いているように思えます。

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