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2012年12月15日 (土)

パワハラ激増?

厚生労働省から報道機関に公表された「職場のパワーハラスメントに関する実態調査」によると、会社員の4人に1人がパワハラの被害を感じているというアンケート結果です。対象は、正社員30人以上の4,640社から企業調査と、非正規を含んだ20~64歳の男女9000人に対するインターネット調査によるものです。

過去3年間にパワーハラスメントを受けたことがあると回答した人は回答者全体の25.3%という驚きの結果でした。企業に寄せられるパワーハラスメントに関する相談について、当事者の関係をみると、「上司から部下へ」、「先輩から後輩へ」、「正社員から正社員以外へ」といった立場が上の者から下の者への行為が大半を占めている、と報告されています。

上司としては、そんなつもりで言ってはいないと思っていても、受け手側の取りようで、結果として「パワーハラスメントを感じる」という受け手側に与える影響をを理解してほしいです。同じ仕事を頼むにしても、何のねぎらいの言葉もなく、一方的に押し付けるようでは、パワーパラスメントを受けたといわれても仕方ないと思います。

従業員1,000人以上の企業では96.6%とほとんどの企業で相談窓口を設置しているのに対して、従業員99人以下の企業では37.1%と低い水準にとどまっているものの、過去3年間にパワーハラスメントを受けた経験者のうち、46.7%が「何もしなかった」と回答しているのに、社内の相談窓口に相談した人は1.8%と低い、というのが実情です。

パワーハラスメントに関連する相談がある職場に共通する特徴として、「上司と部下のコミュニケーションが少ない職場」が51.1%と最も多く、相変わらず、報告・相談・連絡は「部下から上司にするもの」と決めてかかっているようで、お互いに「自分の考えが他人に受け入れられ、理解を得ることを目的として情報を伝達する」コミュニケーション能力が欠落しているようです。

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2012年12月 8日 (土)

うざい上司の説教

最近の若者の会話を聞いていると「説教」という言葉がよく出てきます。「きょうも上司から説教をくらった」というのがそれですが、たとえば、報告が遅れたとか、正しい手順で仕事をしていなかった、とか悪いことをしたのは分かってはいるのですが、ついつい上司を悪者にして「うざい」という表現になったりします。

上司としては、本人のために「よかれ」と思って「叱って」いるのでしょうが、受け手の方は、「叱られている」という意識がなく、すべて「説教された」という感覚に陥っているのは、どうしたことでしょう。

もともと「説教」という語義は、「誰かに教え・考えを解くこと」で、説教する側は宗教の牧師や司祭、和尚や僧侶など。説教というものは、本来「ありがたいお言葉」で教訓的なものなのですが、これがあまりに長すぎる時は説教する側が伝えたいことを要約できていないのかもしれません。 いつの間にか説教のはずが、小言または単なる愚痴になっているのもよくある話です。

件の若者たちの会話にでてくる「うざい上司の説教」は、「長い」という言葉が後についてきます。「なんていたって長いんだから!」というのが、彼らの嫌うところのようです。上司は「叱っている」つもりが、相手が反論してこないのをいいことに、「くどくど」と話していると、それは、いつの間にか「説教」になっているのではないでしょうか?

とはいえ、言われる側に何かしらの非があったからこそ、その人は説教されているはずです。「ありがたいお言葉」はしっかり噛みしめて、十分に反省してもらいたいのですが、一見「相手が反論してこない」というのは、往々にして、説教を垂れている人が、ご自分の「価値観」を一方的に押し付けているから、相手が納得していないのではないでしょうか?

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2012年12月 1日 (土)

世代感

この前、新卒社員のフォローアップ研修で、懐かしい面々と、言葉を交わす機会がありました。春の導入研修以来ですから、まだ半年ちょっとですが、あのときの若者が、すっかり社会人らしくなってかえってきた感じです。

新人教育の初っ端は、どの企業さんでもそうだと思いますが、内製で行う会社説明や総務事項の他は、外部講師を招聘して「社会人として」のスタンスやビジネスマナーなどの研修をされています。弊社の場合、世代間ギャップというか、若者の価値観を理解したうえで教えられる先生ということで、比較的、年齢の若い先生にお願いしています。

といっても、30代か40代の先生ですが、正直なところ、マナー担当の40代の先生は、ビシビシ指導されるのに比べ、スタンス担当の30代の先生は、受講生に対して全てが肯定的に指導されるので、私たちは、少し頼りない感じを受けていました。

ところが、半年ぶりに戻ってきた彼らに聞くと、「若い先生に、ばっちり指導してもらったおかげです。」「若い先生は、いやあ、厳しかったですよ」というコメントが返ってきました。確かに当時の受講時アンケートでも、40代の先生よりも、30代の先生の方が、評価が高かったことを覚えています。

思うに、私たちが考える「教え方」と、彼らが受ける「教わり方」に、世代感の違いがあるようです。教育は、受講者に気づきを与えて、行動変容を起こしてもらうことですから、この点からいうと、一見、頼りなさそうに見える若い先生は、世代が近いこともあり、受講生に受け入れられていたのです。

世代感の違いというか、同世代に近いというだけで、講師の先生を選ぶつもりはありませんが、若い先生が、同じ携帯世代、インターネット世代であることは、研修担当として、心しておく必要があると思いました。

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