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2012年10月27日 (土)

ミス・インターナショナル

ミスコン世界3大大会のひとつ、ミス・インターナショナルの世界大会が、先日沖縄で開催され、日本代表の吉松育美さん(佐賀県出身、モデル、24才)が、見事、優勝しました。彼女は、もちろん、容姿端麗で、トップに選ばれるのにふさわしい人ですが、受賞後の地元テレビのインタビューに応じていた内容が、素晴らしかったので、ご披露します。

吉松さんは、「コンテストに選ばれてくる人は、スタイルがよくて、美しいのは当たり前、その中で差をつけるには、スピーチしかないと思いました。ですから、この3ヶ月は、スピーチに力を入れてきましたが、話す内容も、女性は次世代のオピニオンリーダーになると思うので、自分がどのような活動をしていきたいかを話しました。」とのこと。

昨年11月の日本代表選出大会と異なり、スピーチは英語です。聖心女子大学卒の才媛とはいえ、日本人ばなれした英語でした。そして聴衆に語りかけるスキルは、私たちの研修で、スピーチの先生が教えられているとおりで、アイコンタクトの仕方といい、文章も短く切って話すところといい、非の打ちどころがないくらいでした。

さらに、感心したのはスピーチの入り方でした。吉松さんは、「どのお国の人も“Hi ! ”とか、日本大会なので“こんにちは! ”くらいなのですが、私は“ミスコンって何でしょう?何のためにやっているのでしょう”と質問から入りました。」いわゆるツカミの部分に工夫を凝らしていたのです。
今大会には69カ国・地域の代表が参加。沖縄開催は本土復帰40周年などを記念したもので、地元開催の有利さはあったにせよ、いままで何度か日本で開催され、52回目を迎えた同大会で日本代表が優勝するのは初めてといいます。素晴らしい出来ばえでトップを勝ち得た彼女の努力に拍手を贈りたいです。

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2012年10月20日 (土)

ビジネス・マナー研修

通常、マナー研修といえば、新人教育を思い浮かべますし、ご担当の先生も、ありきたりの挨拶の仕方、名刺の受け渡し、電話の受け方の基本を教えるのを本分とされていて、ビジネス・マナー」といっても、先生は、ビジネスのご経験に乏しい方がほとんどで、「マナー研修」も「ビジネス・マナー」研修も、似たり寄ったりの内容に終始します。

今回、ある事業部から、新入社員向けのマナー研修と違い、既存社員のマナーをCSの観点から、いま一度、見直したいとの要望をうけて、外部講師の先生を招聘して、研修会をおこないました。先生から事前に指示をうけて、参加者は、男女とも「どこの誰に会っても自信を持てる装い」で臨むように通達を出しておきました。

研修の内容は、基本的には、対社内であっても、対社外であっても、相手は「顧客」として対峙するということで、服装だけでなく、日常のビジネスシーンで見られる、所作やコミュニケーションまで、幅広く指導を受けました。

この中で、特に目立ったのは、服装に関する解釈の違いでした。「身だしなみ」と「おしゃれ」の違いが、分からなくなって来ているのに気づきました。さすがに、クール・ビズがよいという人はいませんが、男性なら、ボタンダウンに固執する人もいて、先生がおっしゃる「どこの誰に会っても自信を持てる」装いからすると、「おしゃれ」が勝っている、ということになります。

ご存知のように「おしゃれ」は自分の考えだけでよいのですが、「身だしなみ」は相手が判断するから、やっかいなのです。仕事をするうえで、相手に受け入れてもらえる所作が「ビジネス・マナー」であるなら、お辞儀をしたときに気になる、長い髪や、装飾品など、注意をしなくてはなりません。この基準をすべての参加者が共有できたことは、有意義な研修会でした。

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2012年10月13日 (土)

講師の評価

私たち研修担当にとって研修を実施する場合、そのテーマが適切であったのか、また、受講生にとって期待どおりの評価であったのか、など、事後アンケートの内容は、大いに関心のあるところです。

講師の先生の評価は、事後アンケートの項目に入れてはいますが、これも受講直後の感想と帰社後のモニタリングでは、大きな違いがあります。というのは、受講時では、受講生は「面白かった」とか「楽しかった」ことが優先されていて、帰社後というのは、果たして「業務に活かせる内容だったか」どうかの判断が基準となるからです。

講師の先生にとっては、目の前の受講生を如何に満足させるか、に重点を置いて講義をされていると思いますが、研修担当にとっては、その研修で、受講生に如何に気づきを与え、行動変容を促せたか、が大切な評価基準となります。

講師の先生の中には、研修担当の考えよりも、受講生だけを満足させればよい、とお考えの方もおられるようですが、最近は、受講生の価値観も変わってきて、「面白かった」「楽しかった」だけでは、満足できなくなってきています。どちらかというと、研修担当に近い評価基準の「業務に活かせる内容」を重視する傾向にあります。

ですから、このことにお気づきいただけない先生にとっては、いくら研修を「楽しく、面白く」運営されたとしても、結果として、内容が「今後の業務に活かせる」ものでないなら、決して良い評価は得られなくなっているのです。

かっては、高い評価を得られた人気講師であっても、時代の変化とともに、内容がそれに伴わなければ、評価に陰りが見えてくるのです。受講生の価値観の変化を受け入れられない先生にとっては理解しがたいことだと思いますが、現実は厳しいものがあります。

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2012年10月 6日 (土)

スタンディングオベーション

辞書によると、スタンディングオベーションとは、「演奏会やスポーツイベントなどで、観客が立ち上がって拍手を送ること」とあります。日本語では「満場総立ち」という表現になるのでしょう。

素晴らしい演奏や演技、プレイに感動した観客による最大限の賛辞ですが、演奏会やスポーツイベントに限ったことではないらしく、TED Talkのプレゼンテーションの動画を見ていると、心につきささったトークには、スタンディングオベーションが鳴りやまないこともあります。

私は、講師の先生で、研修においても、終了時に受講生から、スタンディングオベーションをもらうことを、その日のゴールとしている人を知っています。これには、相当な努力が必要で、あくまでも受講生に対して、講師目線ではなく、受講生側に立って、彼らの持っている潜在能力を引き出し、自信を与えたときに、初めて得られるものです。

しかし、このことは、日本では、非常に難しいことです。なぜなら、スタンディングオベーションは、自らの感動や称賛の念を素直に表した行為ですが、控えめな日本人にとっては、なかなか行動に移せないからです。現に、スタンディングオベーションと逆のブーイング(非難する)など、日本では、通常、起きたりはしません。

海外から来日したあるアーティストは、「日本人は大人しく、ライブなどで立ち上がることはあっても、その他の公演でスタンディングオベーションが起こることは殆どない。評価していない訳ではなく、立ち上がった際に他者に迷惑を掛けないように気遣った日本特有の行為である」といっていたくらいです。

それでも、一生懸命に講義を行い、受講生の一人ひとりを感動させようとする、この先生の熱心さには、心打たれるものがあります。

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