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2012年5月28日 (月)

問題発見の切り口

マネージャー研修で、コミュニケーション:スキル、論理思考、問題解決手法は、いずれも欠かせないテーマです。なかでも問題解決セミナーは、問題発見力と併せて、定期的に開催してきました。

ただ、いままでの研修では、「問題発見・問題解決は何ぞや?」というところから入るのが通常のコースですので、マネージャーの皆さんは、論理展開の手法や、問題解決の手法については、自己啓発での読書などで、よく知っています。「何をいまさら」という受講態度から始まります。

ところが、研修を終えて現場に戻っても、ご自分の業務に活かしきれず、問題発見はおろか、問題は山積で、相変わらずの現状維持のまま、なんの変化も見られないことが多いといわれ、研修効果に疑問を持つようになりました。

そこで、今回、同じテーマでの研修を、違った角度から行っていただくよう、外部講師の先生にお願いすることにしました。「違った角度から」というのは、今までの「講義→演習」をやめて、むしろ逆の入り方で「演習→講義」というやり方です。

詳しく言いますと、いきなり演習から入って、あとで、「皆さんが考えて結論を出したのは、この手法ですよね」といって確認してもらうのです。着想・発想の切り口で、オズボーンのScamper法(9つの切り口)、マインドマップ、ブレインストーミング、KJ法、フレーム思考などを、グループ演習から、それぞれ体感します。

先生が、講義をして、講釈をたれずとも、グループで皆さんは、問題発見をして解決に導こうとします。個人レベルでは、枠外発想に限界があるものの、グループワークでは、どんどん広がりを見せることができます。研修の結果は、参加者は大満足でしたが、今度は現場で活かせるか、見守って観たいです。

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2012年5月14日 (月)

アクティブ・ラーニング

アクティブ・ラーニングは、今、欧米で注目されている教育スタイルです。これまでの日本の教育は、先生が与える正解を学生が受け入れるだけの「受身的な学習」がほとんどでしたが、大学で教育改革が進む中、現在多くの大学が何らかの形で「アクティブ・ラーニング」を導入してきています。

「アクティブ・ラーニング」とは「能動的な学習」のことで、先生が一方的に学生に知識伝達をする講義スタイルではなく、課題研究やPBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)、ディスカッション、プレゼンテーションなど、学生の能動的な学習を取り込んだ授業で、学生が自ら正解を探す「能動的学習」スタイルを教育手法の中心に据えています。

東京大では、MIT(マサチューセッツ工科大学)などの事例を参考に、自由に動かせる机や教室があり、あるいは学習効果が上がるための教育に取り組み始めています。こうした教室「アクティブ・ラーニング・スタジオ」を駒場に設けています。

MIT(マサチューセッツ工科大学)で、通常の講義形式の授業と、アクティブ・ラーニング・スタジオでの授業を比較した結果、後者の学習効果が高いことが、詳細なデータによって証明されました。「教室に合わせて授業をする」から「授業に合わせて教室を変化させる」へと、大きく発想を転換したのです。

振り返って私たちの社会人の研修の教室レイアウトを考えると、スクール形式(寺小屋式)かグループ形式(アイランド式)のどちらかで、講師の先生の要望を受けて、最初からセットしておきます。中にはスクール形式でスタートして、途中でグループ形式に変えたりしますが、基本的には、スクール形式に戻します。

このように書きますと、「いや、私は授業に合わせて、グループ形式でやっている」と言われかねないのですが、学習者の主体性を導きだすための仕組みが組み込まれた学習形態で、講義していただいているかが論点で、ご自分がやりやすいように、スクール形式なり、グループ形式にされているように思えてなりません。

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