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2012年2月 6日 (月)

少年よ、大志を抱け

この前、ある講演会で、「最近の若者は、志を持っている人が少ない」というお話がありました。その先生は、いまの若者の価値観の違いを嘆いておられたようで、昔のように、「事業に成功したい、お金持ちになりたい」という人が少ないので、目標設定・達成での話がかみ合わないということでした。

この先生に限らず、「大きな志や目標を持つ」というところで、誰もが知っている「少年よ、大志を抱け!(Boys be ambitious!)」という言葉を引用される場合があります。ただ、この言葉が発す「志」は、俗にいう、「事業の成功や、お金持ちになる」といった利己的なことではないようです。

この言葉は、北海道大学(旧:札幌農学校)の初代教頭のウィリアム・スミス・クラークが、札幌農学校1期生との別れの際に、クラークが発したものだといわれています。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、「少年よ、大志を抱け」の後に、「どのように大志を抱くのか」という文面が続きます。
“Boys, be ambitious.
Be ambitious not for money
or for selfish aggrandizement,
not for that evanescent thing
which men call fame.
Be ambitious for the attainment 
of all that a man ought to be.”
「少年よ 大志を抱け!
お金のためではなく
私欲のためでもなく
名声という空虚な志のためでもなく
人はいかにあるべきか、その道を全うするために、大志を抱け」

つまり、金持ちになりたいとか有名になりたいとか、大臣や社長になりたいとか、名誉とか財産とか、そんな夢を追い求めるのは小さな志であり、そうではなく、人間として人格を高め、自分の夢は犠牲にしてでも人々のために尽く人になろうというような大きな志をもて、という意味が込められていると思います。

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