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2012年2月20日 (月)

成功談と失敗談

講師の先生が、研修の中で具体例を挙げて話される場合、私たち研修担当としては、失敗談のご披露を期待しています。一般的には、自信に満ちた先生は「失敗談」を、そうでない先生は「成功談」が多いようです。

ご自分の研修に自信がないと、失敗談を話したら、「受講生に、そんな講師の研修は有益ではない、と思われる」と勝手に思い込んでおられたなら、ちょっと違うように思います。あらゆるビジネスにおいて、成功への道筋は数多くあるはずなのに、「私はこういう方法で成功した」といわれると、仕事に就いたばかりの新人などにとって、「だから、このやり方をしなさい」という教え方になってしまうからです。

新人は、まだビジネス経験が浅いわけですから、むしろ「こうやったら失敗した」という具体例を挙げてもらえば、その失敗談を聴くことで、その間違ったやり方以外の数ある道筋から、有効と思われるものを自ら探すことができ、仕事をする際の選択肢を広げることができるのです。

外部から招聘する先生でなく、内製で講義をする先輩や上司の場合も同じだと思います。通常、仕事を教える先輩や上司は、あえて失敗談を語る必要がないと思われがちですが、新人たちにとっては、仕事をテキパキこなす先輩や上司が「こうやったら、うまくいかなかった」という失敗談をフランクに話すようになれば、受講生も「この人たちも、失敗を重ねて今があるのだ」と親近感を覚え、講義を受け入れやすくなると思います。

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