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2011年11月 7日 (月)

ディベートの活用

私たちの管理職研修で外部から招聘している先生がいます。結構、理論武装もされていて、時として知ったかぶりをしたがる御仁に対しても、うまくさばいてもらっています。もっとも、先生の講義は「リーダーシップは管理者として3つの役割MPE」を支える力だよ。」といって、組織維持(M=メンテナンス)、業務遂行(P=プレイングマネジャー)、人材育成(E=エデュケーション)に絞って話されるから分かりやすくて評判です。

東大の客員教授でもある、その先生から聞いたのですが、最近は、大学で若い人向きに「ディベート」を教えることが多くなったといいます。大学からの要請は、当初はロジカルシンキングだったのですが、より実践的に習得しようとすると、ディベートが一番分かりやすいというのです。何でも物事を判断するのに論理思考が必要とされるのは分かりますが、どうやら、自分で考え、判断し、行動する若者にとっては、「決断に用いる思考」として体得しやすいというので、学生さんから要望があったそうです。

ご存じのように、ディベートは賛成派、反対派に分かれて議論するのですが、賛成と反対、両者の立場に立った意見・主張をあらかじめ用意しておきます。どちらの立場に立つかは直前まで決まらず、自分の意見と逆の立場で主張しなければならない場合があります。勝ち負けを争うというより、問題を賛否両方の視点から客観的に考えるようになっています。その意味では、ディベートの考え方をもとにした「決断思考」も、若い世代にとって「武器としての教養」となり得るのかも知れません。

変化の激しい現代社会を生き抜くためには、いままでのように誰かが答えを教えてくれるわけでなく、すべて自分の頭で考え、相手理解の立場に立ち、「正解」でなくても、いまの「最善解」を選んで行動することが求められます。いまの若者は「考えることをしない」と、よく言われますが、この講義を受けている彼らに限っては、ディベートを活用して、考える習慣をつけているのではないでしょうか?

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