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2011年11月21日 (月)

話し方と伝え方

外部の講師の先生で、とっても話し方の上手な方が何人もいらっしゃいます。皆さん「立て板に水」の如く、流れるように話されます。そのような先生に担当いただく、プレゼンテーションやインストラクションのスキル研修では、受講生は、その先生のように話したいと思うことがあって当然だと思います。

ただ、最近では、相手理解が出来ない人が多くなったせいか、少し様子が変わってきて、「上手に話すことはできても、伝わっているかどうかわからない。」という場面によく遭遇します。「立て板に水」の講師の先生たちも、どちらかというと、「聞き手」目線ではなく、「話し手」目線になっているように思えます。上手過ぎて、なにか上辺をすべっているように感じます。

これらの先生たちに共通して言えることは、結構お年を増しておられて、話し方はお上手なのですが、受講生が見えないというか、上から目線で、「自分の教え方が一番」だと思われていることです。「話し方」より「伝え方」を教えてください、といっても、その意味が理解できないのか、「伝え方」は、アイコンタクトやジェスチャーの仕方をおしえているのではないか、といわれるのです。

どうやら、このような先生方には、「伝える」ことと「伝わる」ことは、同じだと解釈されているようです。いまの若い人向けのプレゼンテーションは「論理力」、「表現力」、「伝達力」のスキルアップが必要なのに、論理構成を無視した一方的なプレゼンテーションで、相手の目を見ているふりをして、手振り身振りよろしくジェスチャーをいれればよいというのでしょうか?

話し手目線だと、「話し方」=「伝え方」らしく、聞き手目線でいう「伝わり方」は関係ないようです。こちらがこれほど上手に話しているのだから、理解できないのは、聞く能力がないからだと、言わんばかりです。先日もテキストにある「教え方」というのを「伝え方」に直してもらったのですが、講義は相変わらず「教え方」でした。ちょっと悲しくなりました。

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