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2011年9月 5日 (月)

自利利他と自利他利

自利利他とは何か? 辞書を引くと・・・ 「自らの仏道修行により得た功徳を自分が受け取るとともに 他のための仏法の利益をはかること」とあります。 自利利他の自利とは「自分の利益」のことで、利他とは「他人に利益となるように図ること」です。しかし、私は自利と「利他」ではなく、自利と「他利」という場合とは少し趣がことなると思います。
最近出た「仕事術」のビジネス書で、『「他人の利益」と「自分の利益」のどちらか一方に偏るのは危険で、共感の接点同様に、WIN/WINの関係を築くためにも「利他」「自利」をバランスよく統合することが重要。「利他」に偏るのはいいじゃないか、と思いがちですが、自己満足に過ぎない場合があるので要注意。』とありました。
これも自利利他」の解釈から成り立っています。
もともと原典となっている「自利とは利他をいふ」(最澄の言葉)とは、利他を実践すればいつかは自分の利益になるではなく、「利他の実践がそのまま自分の幸せなのだ」という考え方です。 「自利=他利」だ、という聖人の言葉を戒めとして企業が標榜する「顧客満足CS)経営」「企業の社会的責任(CSR)」は、つまるところ利他、イコール自利であり、自利「他利」ではなく自利「利他」ではないでしょうか?

「お客様の側に立って考える」とか「相手の立場に立って理解する」など、口でいうのは簡単ですが、実行は難しいものがあります。コミュニケーションスキル研修の講師の先生にしても、見るからに自己中心的な方がいらっしゃいますし、自分ができてから言って欲しい、と思うくらいです。というのも、人の考え方は様々で、たとえ「自利利他」であっても、次の4つのタイプに分けられます。
(1)自利のためにも行わず利他のためにも行わず、
(2)利他のために行い自利のために行わず、
(3)自利のために行い利他のために行わず、
(4)自利のために行いまた利他のために行う。
これらは、自分の生まれ育った環境に左右される性格に基づくもので、一朝一夕には変えられるものではありません。いままで自分の意見が通らず、どうしてなのか、相手に聞いてみることさえできない人は、「自利のために行い利他のために行わず」のタイプで、講義でどんないいことを言われても、信用できないというか、その人の育ちの環境がよくなかったのではと推察するばかりです。

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