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2011年8月22日 (月)

マナー違反と思考停止

最近、電車に乗っていて、気付いたのですが、いわゆる電車の中で化粧する人、物を食べる人が少なくなってきたように思います。2年くらい前まで、2chなど投稿サイトで賛否の議論を賑わせていたのに、不思議なくらいです。もっともこの種の人は、服装からして、ふつうの勤め人には見えませんでしたから、バイトなどでも、時間をつくることを余儀なくされてきたのでしょうか?

公共の乗り物なので、個人的な利用は控えるのがマナーとするなら、この化粧や飲食のほか、携帯での通話や、大声での会話、ゲームや音楽、はては新聞・雑誌でも規制されるべきものですが、残念ながら、この種のマナー違反は後を絶ちません。この他、二人分の席をひとりで占領している人、バスの2人掛けの席で奥につめないで手前に座っている人、こんな人に聞いても「なぜ、悪いのか?」と一般の常識は持ち合わせていません。

江戸時代では「江戸しぐさ」と呼ばれる、思いやり精神あふれた振る舞いがあったそうです。そのなかで、「こぶし腰浮かせ」というあとから乗ってきたお客のために、先客が腰の両側にこぶしをついて腰を浮かせ、こぶしひとつ分の幅をつめながら、1人分のスペースをつくるという配慮がなされていました。

人のことを思いやって行動するという姿勢の欠けてきている現代では、この種の人は、「周りが見えない」のではなく、「周りを見ようとしない」のです。何も考えないで、云われたことをしていれば何とか世渡りできた結果が、そうさせてきたのでしょうが、会社でも同様、「思考停止な人」が増えて、「考えて行動する人」が少なくなってきているのです。
言われることしかやらない、しゃくし定規にしか働けない。「考えれば分かるだろう?」と言えば、「教わっていません」などと完全に思考を停止させる。そんな部下たちを嘆く上司たちは、「自分で考えて行動してほしい」 といわれるが、考えていないのは部下だけなのでしょうか。ひょっとしたら、上司自身も 「考える」という、実にしんどい作業に、自分でも気がつかないうちに「思考停止」して考えることをやめているではないでしょうか。

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