« 百聞は一見に如かず | トップページ | アリとキリギリス »

2011年7月 4日 (月)

仕事の優先順位

「時間活用」、「仕事の進め方」、「問題解決」などの研修で必ずでてくるものに「優先順位」があります。ご承知のように、これはいま抱えている仕事や課題をリストアップし、それに優先順位をつけて処理をしようとするものです。そのときの分け方として、「緊急事項」と「重要事項」という2つのキーワードをマトリックスにして、その分類に当てはめて行きます。

平たくいうと(1)急ぎで大切なこと、(2)急ぎだけど大切じゃないこと、(3)急ぎじゃないけど大切なこと、(4)急ぎじゃなく大切でもないこと、に仕分けするのですが、どの研修でも、(3)の「急ぎじゃないけど大切なこと」が一番重要だといわれます。最近、書店に並んでいる「課長の時間術」「仕事の段取り力」など、どれを読んでも必ず「急ぎじゃなく大切なこと」の重要性を説いています。

それは、「大切なこと」であっても「急ぎじゃない」から後送りするからで、「後送りする」ということは、現時点で処理をしないことですから、この次にリストアップされたとしても、やはり「急ぎじゃない」から「後送り」されます。ですから、いつまでたっても、この「急ぎじゃないけど大切なこと」は陽の目をみることがないのです。だれもやらない(4)の「急ぎじゃなく大切でもないこと」同様、リストアップする必要がないくらいです。

仕事のできる人をみていると、優先順位をつけないで、かたっぱしから処理しているように思えます。もちろん、この「重要事項、緊急事項」のマトリックスが頭の中にあり、それにもとづいて仕事をこなしているのかも知れません。仕事のできない人は、優先順位をつけようがつけまいが、急ぎの「緊急事項」に追われて仕事を処理しています。もちろん「急ぎじゃなく大切でもないこと」は無視することに変わりはありません。

私見ですが、仕事のできる人と、そうではない人の違いは、この優先順位の付け方よりも、リストアップする仕事そのものに違いがあるように思えます。「何をやるか、何をやらなくてよいか」の選択が一番重要に思えるのです。私が前に所属していた大手の外資系企業でのマネジャー研修で教わったことは、優先順位は「今日、それをしないと『会社が存続しない』と思うことからやりなさい」でした。

|

« 百聞は一見に如かず | トップページ | アリとキリギリス »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/172484/52103462

この記事へのトラックバック一覧です: 仕事の優先順位:

« 百聞は一見に如かず | トップページ | アリとキリギリス »