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2011年5月 9日 (月)

教育制度の有無

弊社の採用担当の話では、よく就活の学生さんから「教育制度がありますか?」と聞かれることがあるといいます。「会社に入ったら教育制度で成長できるんだ」と思っているのかも知れませんが、会社は人が成長する場であって、成長させる場ではありませんので、「教育制度があるから入社する」といわれても困ってしまいます。

また、「成長」というのは、「できないことがある」ことを自分が認識することから始まり、「できないことをできるようになる」結果において「成長」といえるのではないでしょうか?これは何も新入社員に限ったことではなく、企業が人の成長によって経営理念の実現、業績の向上を目指す限り、管理職を含め全社員に当てはまることです。

もっとも、会社は、成長する気のない人材をいつまでも教育しているわけには行きませんので、個々の社員が「よりよい仕事ができるようになる」ための成長へのモチベーションを持ち続けてくれることが重要となります。弊社の人材育成部門では、人材開発グループが「行動変革を促すマインド教育」を、能力開発グループが「業務スキルを習得するトレーニング」を行っています。

企業の教育が学校教育と異なるのは、その教育が「経営理念の実現や業績の向上」につながるか、ということを常に問われることです。たとえば、実施した研修そのものはよくても、業務に戻ると研修内容が活かされていない場合や、教育や研修が独り歩きしていて、その内容が現場の実態と合っていないケースです。

就活の学生さんが気にされるように、教育制度が整っていない会社や、まったく教育制度がない会社があるのも事実です。私の知る限り、上場企業でも「研修などしたことがない」という会社もあります。注意したいのは、これらの企業は、常に業績が向上していて、ずっと「仕事そのものが教育」とみなされ、体系的な教育を整えなくても人材育成はできるという考え方なのです。

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