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2011年4月11日 (月)

マナー研修は後で

新入社員の導入研修で定番となっているのはマナー研修です。最近はビジネス・マナーと呼ばれていて、通常のマナー研修で教える「挨拶の仕方」「名刺交換・訪問マナー」「言葉づかい」「電話応対・来客応対」に加えて、ビジネス文書の書き方やビジネスメールについても教えるようになりました。さらに、あれも教えたい、これもやりたいとボリュームを増す傾向にありますが、これは担当者の自己満足に過ぎませんので要注です。

というもの、この時期、あれもこれもと詰め込んでも、いくらロールプレイングでもって体験させても、すべてを理解できる新人はいません。専門知識のような「ラーニング」は別として、ビジネス・マナーのような「トレーニング」は、実際の業務経験がないものですから、当然ビジネス上で状況がイメージできないからです。それでも、これから現場に配属されるにあたり、最低限度のビジネス・マナーは一人ひとり、落ちこぼれがないよう、内容を叩き込んでおく必要があります。

そんなわけがあってのことか分かりませんが、いままで導入研修の最初の方でやっていたマナー研修を、導入研修の終わりの方にもってくる企業がでてきました。他社ですが、私の知り合いの研修担当も、一番最後だといっていました。理由としては、いまは就活のころから一般的なマナーは訓練されていて、入社式や導入研修の期間に限って、たとえ失礼があったとしても、社内で問題になるようなことではないとのことです。

それよりも、導入期間中に、一人ひとりの作法を注視していれば、最後にマナーの大切さを分からせるマナー違反の事例には事欠かないといいます。会社に来るまでの歩行態度はどうか、会社に到着した後の所作はどうか、相手の目をみて挨拶ができているか、研修中に他者に気遣いが出来ているか、休憩時間にイスを中に仕舞いこんでいるか、施設や食事の準備など周りの人への感謝の気持ちが表現できているか、懇親会での立ち居振る舞いは、などなど。

マナー研修を外部の講師の先生に依頼されているのなら、これらの点を重点的にお願いするとよいと思います。彼ら、彼女らも自分たちの仲間のマナー違反を事例として示されることにより、より身近なものとして捉えられるようになることでしょう。弊社も部門内で「マナー研修は後で」のコンセンサスが取れるようなら、次年度はこの方法を採用するつもりです。

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