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2011年4月 4日 (月)

教育の目的意識


今年は、東日本大震災の影響で、新入社員として研修を受ける人も、研修を提供する私たちの方も、何かバタバタしていて、とりあえず「研修をこなす」ことが第一義になりがちなのですが、こういう時期こそ、原点に返って新入社員教育は何をするのかではなく、なぜやるのか、どのようにするのが望ましいのか、その目的をはっきり認識すべきと思います。

もちろん、知識を詰め込むことが教育ではありません。Education(教育)というのは、Educate=語源はEduce(能力を引き出す)からきています。これから社会人として行動の変容を求められのですが、その時に、自分が得た知識や情報を自分のものとしてアウトプットできるようにしてあげることです。彼らがこれから直面する社内外の人間関係のあり方、業務を遂行するのに必要なビジネススキルもそうです。

ここ数年は、研修が始まる前に、通常の一般研修と同じように、マインドセットをしてからスタートしています。それには、「なぜ、この研修があるのか」「学んだことを現場ですぐに役立てる」ことをおさえてスキルを習得してもらうのです。そこではじめて「気づき」がり、現場で活用しようとする「ヤル気」が醸成されるのだと思います。その結果として、配属先から、最近は「新入社員教育で何を習ってきたのだ!」「いったい何を教育しているんだ!」といったクレームがなくなりました。

弊社は、一般研修でも比較的に外部講師を使うとされており、その先生方の受講生を一瞬にして引きつける「つかみ」や、集中力を切らさない「研修の進め方」など、あらゆる面で新入社員教育にとりいれさせてもらっています。たとえば、自己紹介などは、同じコンテンツを順番に話させると、事務的になりつまらないので、「自己紹介は何を話すかでなく、なぜ話すか」と自己紹介の意味合いを考えさせてからスタートします。これにより結構、盛り上がったり、他人にたいする興味が増したりします。

それと、一番初めのオリエンテーションで一番大事にしているのは、新入社員に対するウエルカムメッセージです。「ようこそ、皆さん、入社おめでとう」「私は皆さんの成長をサポートする係です」「数年後の皆さんが成長する姿をいまから期待しています」などですが、新入社員は何もかもが不安ですから、締めの言葉は「一緒に学んでいきましょう」といって彼らに安心感を与えられるよう、「一緒に」というのを強調しています。

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