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2011年3月14日 (月)

ポートレイト(肖像写真)

外部講師の先生方が所属する研修機関の講師紹介ページにある写真は、ほとんどが、カメラ目線で、どこかかしこまって映っている写真が多いです。ネクタイやピアスなど要らないと思いますが、どちらかというと掲載写真は、普段ご登壇いただくご本人より表情が硬過ぎます。もちろんチャンとした写真館でお取りになっているとは思いますが、カメラマンに「自分は研修講師」と自己開示されているとは思いません。素顔の写真が欲しいのです。
前にテレビで見たことがある「遺影写真」をとるという番組でも、お葬式での遺影写真は、もちろん家族が「立派にみえるもの」を選ぶのでしょうが、「その人」と「なり」を写しているとは思いません。家族の思いがそうであっても、葬儀に参列する関係者の皆さんは、日頃のお付き合いの「その人」らしい遺影がかざってあれば、よりいっそう親密感を深めることでしょう。テレビでは、自分の「素顔」の遺影写真をとっておきましょう、というものでした。
先日、そのテレビで紹介された新中野にある「素顔館」というスタジオにいってきました。飾ってある「実績写真」は、どれもとてもいい表情でした。ホームページで紹介されたプロフィールでは、そこの館長さんは元資生堂の宣伝広告写真部に在籍されていたそうで、独立後は、有名な写真展で賞をいくつも受賞されているプロのカメラマンです。お客様お一人お一人のご注文に応じて「肌が生き生き輝くライティング」で、いちばんその方に似合う光を作るのでしょう。
それにしても、どのようにして「素顔」をつくるのか、興味がありました。出迎えの挨拶が終わるとスタジオに通されました。テーブルに向かい合って話し始めました。最初は、「どこでここを知ったのか」とか「どんな写真をとりたいのか」といったありふれた質問でした。そのうち、とても美味しいお茶を入れてくれました。あ茶にも急須にも、こだわりを持っていました。気さくな服装を見ても、スタジオの機材の配置をみても、すべてにこだわりをもっている人だとわかりました。これが彼の素顔だと思いました。

それから質問攻めにあいました。私も仕事柄、できるだけ、こちらから聞き出そうとするのですが、私の仕事だとか、役割、仕事以外の遊びだとか、次から次へ、こちらが「いきいきと話したくなる」ように質問を受け、話させられました。20分ほど経ってから、ようやくスタジオのカメラのまえに通されました。といっても、カメラとⅠメールもなかったと思います。その至近距離で、今度は、カメラマンは、私に話しかけるのです。さきほど得た情報をもとに、私を愉快にさせるのです。

あとは、4~50枚ほどとった写真を彼と一緒に選ぶのです。1カ月以内で、DATAとともに自宅へ送ってくれます。これが
素顔をとるポートレイト撮影の体験談です。それにしても、充分の「なり」と「ふり」を先に見せる、相手に対する心遣い、相手を開示させる的を射た質問、緊張の画面を意識させない話し掛け、などなど、私たちの受講生と講師の先生と同じような関係ではないでしょうか?私は充分、感銘を受け、誰かに紹介したくなりました。

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