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2011年1月17日 (月)

マナー研修

先週末、異業種交流会で、マナー研修についての勉強会がありました。最近のマナー研修についての基調講演に続き、パネリストの数名の研修コンサルタントの方が、意見交換がなされるというものです。マナー研修は、新卒社員に対する導入研修において欠かせないものなのですが、受講する世代の考え方が、どんどん変わっていると言うのに、担当される講師の先生は、ご高齢の方が多く、世代ギャップからくる難しさを、皆さんもお感じになっておられると思います。

通常、マナー研修といえば、学生から社会人への切り替えにおける心構えとして、基本的な動作を指導することですが、大切な他者への気配りというマインドの面と、組織人としてのルールの面が分けられていないで、端的に、挨拶とお辞儀、身だしなみ、表情、言葉遣いが中心で、名刺交換や、電話応対のスキル実習が行われます。ただ、時間的なこともあり、私自身の経験からも、当時教わったことは、ほとんど覚えていないのが現状ではないでしょうか?

特に、最近の若者向けに研修を行なう場合は、自分軸が中心の彼らを、いかに組織軸に向かわせるかが命題になっています。それには、研修のスタート時点で、ビジネスマナーの重要性を認識してもらうという「マインドセット」が必要で、お辞儀の角度がどうのこうの、敬語と謙譲語の違いを理解せよ、といっても、それは単なるスキルの習得であり、その裏付けとなるマインド(なぜ、そうなのか)なしには、その場限りの、研修になってしまいます。

自分は何のためにこの会社に入ってのか、これから自分はどのように仕事と取り組んでいくのか、はっきり認識している人はいますか?社内の上司はもとより、社外のお客様からの信用はどのように築いていくのか、それには知識を身につけ、経験を積み重ねることが重要だということを分からせたうえで、マナーを教えていますか?

最近の新卒さんは「できるだけ失敗したくない」から、言われたこと以外はしない、といったことが世渡り上手だと考えている人が多いと聞きます。そんな人たちに、「失敗を恐れるな」といっても、無理してやってみるよりは、ほどほどに抑えて、自分の失敗しない範囲でしか行動しません。「失敗したもの勝ち」といっても、それは、私たち経験者だからいえることであり、成功体験がない彼らにとっては、教わったことは、単なるスキルに過ぎないのです。

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