« マインドセット | トップページ | 研修の受講結果 »

2010年12月13日 (月)

就職内定率の低下

厚生労働省および文部科学省が発表した「就職内定状況調査」によると、2011年春に卒業予定を迎える大学生の10月1日時点の就職内定率は、過去最低の57.6%だったことが明らかになり、雇用環境が一向に進まない現状を改めて認識する結果となった、という報道がありました。

昨年は、同じ10月時点で62.5%でした。過去10年間での最低は60.2%、最高は前々年度の69.9%でした。ただ、この数字をウのみにするのではなく、当然、月を追うごとに就職内定率が上がっていくことに注目する必要があります。ちなみに、前年10月時点の62.5%は、12月時点で73.1%、2月時点で80.0%、4月時点で91.8%となっています。また、前々年10月時点の69.9%は、最終的に4月時点では95.7%でした。

一方、大学進学率を見てみると、文部科学省の「学校基本調査」では、過去10年間、ずっと増え続け、10年前の1999年=38.2%が昨年2009年=50.2%になっているのです。31%以上も大卒者が多くなっているのです。景気が悪いから求人が少ないのだと言われますが、過去10年間の景気動向指数からみると、2005年を100とした場合、前後の5年間は、さほどの変動がないことから、就職内定率の低下は、企業の求人の減少幅に比べて、大卒者が増えたことに原因があるのではないでしょうか?企業の求人数を分子とするなら、分母の大卒者の数が大きすぎると言うことです。

厚生労働省は11月15日に「青少年雇用機会確保指針」を改正、即日施行。「事業主は、学校等の新卒者の採用枠に学校等の卒業者が学校等の卒業後少なくとも3年間は応募できるようにすべきものとする」ことを盛り込みました。就職難を伝えるマスコミ報道で、この処置を歓迎する学生さんを見ていて思うのですが、たとえ企業がそれを受け入れたとしても、第二新卒はおろか第三新卒まで就職予備軍に加わると、分母が大きくなり、就職戦線はますます厳しくなるのではないでしょうか?

|

« マインドセット | トップページ | 研修の受講結果 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/172484/50283266

この記事へのトラックバック一覧です: 就職内定率の低下:

« マインドセット | トップページ | 研修の受講結果 »