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2010年9月13日 (月)

人が育つ国、日本

先日、日経ホールで、「世界一、人が育つ国、日本へ」というテーマのシンポジウムに行ってきました。日本を代表する企業のトップの方々のプレゼンテーションとパネルディスカッションを通して「これからのリーダーに必要な資質や能力とは何か」「大学教育や企業内教育はどうあるべきか」など、優秀な人材の育成こそ、日本の競争力を高める源泉となる、という切り口のシンポジウムでした。

PISA(OECD生徒の学習到達度調査)で日本は「科学的リテラシー6位」「説得力15位」「数学的リテラシー10位」と、常時1~3位を占める、フィンランド、韓国、中国に遅れを取っているのは事実ですが、企業内の教育、学校での教育、家庭でのしつけの在り方を問うてみても、国策として、具体的な処方箋が示されない現状ではまとまった動きにはならないような気がします。

最近は、外務省に入省した新人が、海外行きはイヤという。商社でも海外勤務に手を挙げる新人は1割しかいないと聞きます。それを、彼らは夢がない、志がないと「ゆとり世代教育」の所為にしてみたところで、現実は、ハングリー精神にかける日常の「幸せすぎる」環境では、あえて外に行くこともないこともないでしょうし、昔と違って、あらゆる点で、欧米の先進国と差がなくなった今では、海外に出るメリットは感じられないのかも知れません。

学力の向上、特に理工系の離れの対策を取り上げてみても、理数系に興味を持たせる工夫はされているのでしょうか?小学校の先生は文系が多い中、理科指導に対する苦手意識は60%という調査結果もあります。企業は、「いい人材を採用する」ことと、その人材に「いい教育」をすることで、将来の活路を見出そうとするなら、学校教育でも、理科を「面白く、楽しく、興味あふれる」教育ができる先生を採用する方針を打ち出していかないと、「人が育つ国、日本」には、程遠いと思います。

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