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2010年7月12日 (月)

ノブレス・オブリージュ

懇意にしているコンサルタントの小林万寿夫さんが、ある会社の機関紙に掲載された「率先垂範のリーダー群像」の中に「ノブレス・オブリージュ」を引き合いにリーダーのあり方を述べられていました。

もともと「ノブレス・オブリージュ」はフランス語のnoblesse oblige (貴族の義務、高貴なる義務)のことで、英語では「ノーブル・オブリゲーション」(noble obligation)となり、「高い地位にある者が果たすべき責任・矜持(きょうじ)のこと」で、この言葉の意味する概念自体は、新約聖書の福音書にある「すべて多く与えられた者は、多く求められ、多く任された者は、更に要求される。」に由来しています。

貴族制度や階級社会が残るイギリスでは、上流階級には「ノブレス・オブリージュ」の考えが浸透していて、王室や貴族の子弟は、戦争や災害の最前線に赴き、義務を果たしました。「第一次大戦における英国軍の戦場での死亡率は、全将校が8%に対し、貴族は19%」という記録もあります。フォークランド戦争にも、アンドレー王子など王族が従軍していますし、ウィリアム王子がチリで、ヘンリー王子がレソトの孤児院でボランティア活動に従事しています。

もともと「ボランティア」という言葉自体、「志願兵」が語源で、英語圏では、本来の語義どおり、志願兵の意味でつかわれていて、「自発的、利他的であるさま」として用いられています。現代のアメリカでも、裕福な人物や著名人がボランティア活動をすることは当然とされ、名をなし功を成し遂げた人の最終ゴールが社会に貢献する寄付をすること、とういのも頷けます。

小林先生は、日清食品の創始者・安藤百福の言葉、「地位とは権限ではない。責任の所在である・・・・・地位や肩書を、特別な権限が与えられたものと勘違いしている人がいる。地位とは組織をまとめ、部下の能力を十分に発揮させるための役割であり、すべての責任がそこに帰するとうい所在を表している」を引用して、「リーダーの率先垂範が新しい道とになり、多くの希望につながる」と結んでおられました。

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